ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

何故 長く吐く呼吸を行うかと問われれば脳と心のエクササイズですと

2016-05-01 01:23:54 | 逆腹式呼吸

私は16、7年ぐらい前に、大学の級友からの静功の声がけで、生まれて初めて真っ暗な中で1時間、静かに座ることになって、長く吐く呼吸を行いました。 事前に気功の基本的な本を物色し、読んでいたせいかも知れません。

それまでは呼吸そのものを意識したことは、ありませんでした。 子供の頃から行っていたラジオ体操の時の、深呼吸の要領で大きく息を吸って、ゆっくりと長く吐く呼吸を行っていました。

また以前に見た極真空手の創始者である大山倍達の映画ー空手バカ一の中の演武で、大きく息を吸った後で吐く息音をたてながら、体の中に息を吐くようなことを想い浮かべながら、息を出来るだけ長く吐いていました。

すると45分ぐらい経った時でしょうか、頭のてっぺんが電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。 そんな体の微妙な変化があったためか、長く吐く呼吸を伴う静功ー座禅に興味が湧き、毎晩1時間、静かに真っ暗な部屋で、ひたすら長く吐く呼吸を行っていました。

勿論、日中のちょっとした時間を利用して、軽く目を瞑っては長く吐く呼吸を行っていました。 事務所で椅子に座りながら、電車の中で座りながら、時として葬儀の際、弔辞を立って聴きながらも、長く吐く呼吸を行っていました。

長く吐く呼吸を行っていると、体に微妙な変化、特に脳を刺激するのです。 1時間近く行っていると、崇高な至福感を感得するに至り、長く吐く呼吸の素晴らしさを、改めて感じるようになったのです。

日常的なストレスからも解放され、心身の疲れも癒やされ、理屈抜きで楽しいのです。 そんな時に、ふと気付いたのです。 静かに座りながらの、長く吐く呼吸を伴う座禅が、脳と心のエクササイズであると。



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