ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸の行い方も色々あるようですが

2019-04-08 05:05:52 | 逆腹式呼吸

私が生まれて初めて胡座を組んでの座禅を行った時には、禅宗等で行われている腹式呼吸のことは、幸いなことに、いっさい知りませんでした。 長く吐く呼吸が大切であると云うことだけしか、意識しませんでした。

生来、何事も実践する中から、何かを感じるタイプでした。 長く吐く呼吸を意識した時に、ごく自然に子供の頃から行なっていたラジオ体操の時の、深呼吸を思い出しておりました。大きく吸ってゆっくり吐く呼吸です。

また深海を潜る時に、大きく息を吸った時に、下腹が抉られる(えぐられる)ように凹む姿をも思い出しておりました。 更に極真空手の創始者である大山倍達の自伝映画に出てくる、演武者のゆっくり息を吐く時に、息音が聴こえるような呼吸も思い出していました。

それが結果的に、はじめに大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸になって行ったのです。

後でよく考えてみると、出来るだけ長く息を吐こうと思えば、最初に大きく息を吸うのが自然なのです。 また吐く息をイメージで、息音が聴こえるように体の中に吐き入れる呼吸が、結果的に体の中にある経絡(気の通る道)の通りを良くして、自己免疫力を高めることに繋がったのです。

はじめに息を吐き出す一般的な腹式呼吸や、呼吸の途中で息を止める呼吸法もあるよですが、私が行なっていた呼吸法(ここで云う逆腹式呼吸)は、体の自然な生理的な動きに、合致していたのではないかと、今でも感じております。

私たちの誰もが、お母さんのお腹の中にいた時に行なっていたと思われる胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)を、早期に感得することに至ったのも、上記のような条件が揃っていたせいではないかと、改めて思うのですが。



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