ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

私たちは眼に見えないものは信じることは出来ませんが

2016-10-11 04:14:30 | 

鍼とか灸のツボに何らかの施術をすると、体の具合の悪さが改善すると云うことは、広く知られていますが、何故改善されるのかは分からない方が殆どのようです。

これは中国の始皇帝の時代に、関心を持った始皇帝が人体実験を行って、様々な病と人間の体にあるツボの関係を調べて、分かった集大成です。 

ツボとは体に流れる気の調節の弁なのです。 残念ながら体を切り開いても気の通る道-経絡は、私たちの眼には見えません。 従って、そのような説明を受けても多くの方は、信じることが出来ないのです。

かく云う私も、生まれて初めて静功-座禅を真っ暗闇の中で、深呼吸の要領で長く吐く呼吸を行いながら、1時間座り続けていなければ分からないことでした。

ところが、たった1時間長く吐く呼吸を行っただけで、頭のてっぺんが電子の輪の帽子を被ったような状態になって、それ以来、毎晩のように1時間、隣室から家族がテレビを見ている音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして胡座を組んで、1時間ひたすら長く吐く呼吸を行ったのです。

勿論、日常的にちょっとした時間を利用して、軽く目を瞑って上半身を、頭のてっぺんから引っ張られるような感じで維持して座り、または立ちながら長く吐く呼吸を行っていました。 長く吐く呼吸は、いつの間にか吐く息を体の中へ吐いていました。

寝る前の座禅は、何時も半身浴をして十分、下腹を温めていたせいでしょうか、座禅を始めて1ヶ月半の時に、突然、自発動と云う体の気が勝手に動く現象が現れ、下腹の臍下丹田ー気の心臓が、心臓のように鼓動を始めたのです。

誰でもが、深呼吸の要領で長く吐く呼吸を行い続ければ、自然と自分の体の中に流れる気を感じることが出来ます。 但し禅宗で云われている腹式呼吸は、はじめに肺からと下腹から同時に吐き出す呼吸法ですが、この呼吸は私たちの体の自然な生理的な動きに反しているため、気を感じにくいようです。

禅宗の呼吸法は、はじめに無にすると云う理念が先行してしまって、体の自然な生理からは、はずれていると感じております。

 



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