座禅は、調身、調息、調心で行うように云われております。 私流に簡潔に云えば、リラックスして体−姿勢を整え、意識して来なかった呼吸を意識して長く吐く呼吸を行いながら、心を一点に集中しながら、心身ともの静かな状態になるように、究極的に求める。
究極的に心身ともに静かな状態になるには、最低でも1時間は、胡座を組んで、ひたすら長く吐く呼吸に意識を集中して静かに座り続けることが、とても大切なことなのです。
然しながら、残念なことでもあるのですが、時として20分とか30分の座禅を行って、途中、休憩を交えて同様の時間の座禅を行う座禅会が多いようです。 連続して1時間続けなくては、意味がないのです。 途中、休憩してしまうとまた、一からのスタートになってしまうのです。
長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸だけに意識を集中していると、子供の頃にプールに潜った時に感じる、脳がシーンとする感覚になります。