自分が育った環境や友人たちの姿を見ていて、生来持って生まれたものは純粋なれど、私たち大人が何らかの形で影響させ、次第に不純なものを形成させていってしまうのではないかと、感じていました。
持って生まれた素直な表現は、周りの人たちを感動させるものだとも、何時も感じておりました。 従って自分の子供は、その様に育てたいとも思っていたのですが、一緒に子育てをした連れ合いは、日常的な自分の感情で子供に対応してしまうので、私が思うようには出来ませんでした。
好きだという感情を持って一緒に生活をするようになってから、初めて喧嘩をしたのは、長女への子育てのあり方でした。 小さな子供が何らかの反応をするときに、一歩引き下がってから対応すればよいものを、自分のその時の感情の起伏のままに行動してしまうのです。
残念ながら当初、自分が思っていたようには子育てはできませんでしたが、今でも人として歌声や文章や絵画などで、その方が素直に表現したものは、私たちに何らかの形で影響を与え、場合によっては感動をも与えてくれるものだと思っております。
時としては会話であっても、そのようなこともあると感じております。 従って人と会っているときでも、素直な表現を心がけるようにしております。