ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

暗闇で座禅を行えば半眼は意識しないものですが

2014-12-01 06:51:10 | 座禅

 座禅を行うときに、よく目は半眼にしなさいということを聞きます。 私は、我が家で暗闇の中で、いつも座禅を行っていましたので、目のことは意識しておりませんでした。

 

 座禅の素晴らしさを感じ、そのような座禅会を毎日、行っているお寺はないものだろうかと、ネット検索し、たまたま車で20分ほどのところに見つかったので、どのようなお坊さんが実践しているのだろうかと、参禅しました。

 

 その時に和尚さんから、初めて目を半眼にしなさいと注意されたのです。 その時に、どうして半眼にしなければならないのかを、座禅の時に、ふと浮かぶ雑念の中で考えてみました。

 

 私は、座禅に集中していくうちに、深化の過程で、力が抜けてきて、目は自然と半眼になるのではないかと思ったのです。 従って、目は半眼にするものではなく、半眼になるのではないかと感じたのです。

 

 お釈迦さまが瞑想する姿を見て、お弟子さんたちが半眼になっておられる姿を見て、半眼で行うものだと記録されたのではないかと思ったのです。

 

 私たちが天に還るときには、脱力して糞尿が体から排出するということを、聞いたことがあります。 このことからも天に還る時には、目の瞼も脱力して、目は半眼になるのではないかと感じたのです。

 

 残念ながら、私は人が天に還った瞬間を見たことがありませんが、多分そうなるのではないかと思っております。 よく映画などで、瞼をそっと閉じるシーンを観ることがありますので。