ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

禅宗の呼吸法で逆腹式呼吸を行ったらどうなるか

2010-11-25 07:18:30 | 逆腹式呼吸

 私の知人が私のブログを見て、逆腹式呼吸に関心を持って、実践したそうです。 禅宗では息をゆっくり吐く時に、下腹は凹むのです。息を吸うときには下腹は元に戻ります。 私の感覚では胸の動きがどうなるのか、いまいち分かりませんが。

 私の逆腹式呼吸は、生来行ってきた胸式肺呼吸で、息を大きく吸ったときには、胸は広がり下腹は凹みます。 息をゆっくり体の中へ吐く時には、胸も下腹も元に戻ります。

 知人は禅宗の呼吸法が、日常的な生活の中でも、当たり前のように出来ていて、胸式肺呼吸の態をなしていないそうです。 そんな方が逆腹式呼吸を行ったのです。 息を吐く時には知人の下腹は凹むのです。 そこへ息をイメージで体の中へ(下腹に向けて)吐くと、下腹が凹むのに息が下腹に入っていくのです。

 結果は明らかです。 イメージで下腹に吐いた息が、凝縮されるのです。 当然のように体の中は充実してきます。 知人はそれを実践されたのです。 知人は意識することもなく、自然と下のものが硬くなったそうです。

 私がそんな不謹慎な呼吸法を行っているのかと、訪ねてきて改めて逆腹式呼吸について、聞かれたのです。 勿論、私の云う逆腹式呼吸は、息をゆっくり吐く時には凹んだ下腹が元の状態に戻るのです。 知人のような状態になったことはありません。

 知人のそんな呼吸の仕方を聞いて、そういう呼吸法もありかなと、改めて思ったのです。 呼吸法は奥が広く、座禅が楽しくなります。