ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

何故、逆腹式呼吸は免疫力がつくんですか

2008-02-07 17:27:30 | 逆腹式呼吸
 目を瞑り口を閉じて、息を体の中へイメージでゆっくり吐く逆腹式呼吸を、行いながらの座禅を続けていると、自分では知らず知らずの内に、自己免疫力がつきます。 何故、自己免疫力がつくんですか。

 呼吸に意識を集中しながら、息を体の中へゆっくりと吐いていきますと、息は実際には少しずつ鼻から出て行くのですが、と同時に体の中へ宇宙の気が入っていくのです。 そのことは、逆腹式呼吸を続けていけば、深化の過程でそのことは、自分自身で実感できることです。

 息を体の中へ吐いていきますと、宇宙の気は体の中へ入っていきますが、その殆んどは体外に排出されます。 どこから出て行くのかといいますと、鍼とか灸とかのツボから出て行きます。 ツボは体の中の通りを調節する弁にあたり、紀元前の中国の皇帝が、人体実験をしながら病気とツボの関係を調べたということです。 ツボは逆腹式呼吸をすることによって、気の調節の弁をスムーズに動かすようにしてくれます。 

 ツボの調節の弁の調子が良くなることによって、病気になりにくい、病気になってもすぐ回復してしまうということに、繋がってきます。 どこか体の具合の悪いところにあると、ツボの調節も悪くなり、少しずつ気が体内に貯まっていったりすることがあります。 私自身は、いくら息を体の中へ吐いても、それ以上入っていかなかったことが何度かありました。 

 何度かそのようなことがあった後、ある日突然、ぷーンと一種焼け焦げたような臭いが、したことがありました。 後で分かったことですが、調子の悪かった弁が開放された瞬間だったのです。 

 逆腹式呼吸は、自分が意識をして呼吸をすれば、自然と自己免疫力が付くんです。 しかも無料でつくんです。 逆腹式呼吸は胡坐を組んだ座禅の時でなく、寝ながらもでき、椅子に座った時でもできます。 是非、逆腹式呼吸を生活習慣にしていただきたいと、いつも感じております。