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生きること:過去と未来とエスペラントと

読書

2012-10-12 07:28:37 | エスペラント
 久しぶりに本を読んだ。といっても一冊ではなく20ページ程のあとがきだけです。読めるといることの素晴らしさを実感しています。

 Karlo Picx著: La Mortosonorilo de Chamblay 240余ページの本のあとがき、Sepfoje pri folkliteraturoです。folkliteraturoという言葉を彼は大衆文学(童話,おとぎ話などをふくむ)つまり一般庶民に読まれているジャンルの総称として使っており、大衆文学が言語の発達にとっていかに大切かを7項目に分けて書いてありました。とても面白かったです。私は論理的に考えた事はありませんでしたが、話せるようになりたいと言う人に、難しい本は読まなくても易しい本を繰り返して読みなさいと勧めていました。決まり切った言葉が使われる大衆文学はエスペラント学習者の指導書になると言う事も触れていました。このような大衆の文学なくして純文学などはあり得ないとも。
もしかしたら、本文よりも読み応えがあるかもと感じています。本分は220ペ-ジほどでその中に27編の短編が収めれています。

 普段話さないエスペラントを習得するためには本に頼るしかありません。ですが一人で読むのはなかなか困難です。1986~7年ころから私たちの会でも読書運動を数年行いました。自分が1年間に読むページ数を決めて宣言し、何ページ読めたか記録するものでした。前任者からかかりを引きついたのですが、結果を聞くために、また翌年の計画を聞くために会員全員に電話しなくてはなりません。会員数は当時100名弱でしたしたが、受ける方も、かける方もこれは結構大変なことでした。かける方はあの方にどう勧めようかと四苦八苦、電話を受ける方は断る理由を探したり・・・。今思うと、1年間という期間は長すぎました。この運動は数年で終わりました。ですが読書の習慣は残っています。

 噂ではある方は1冊の本を10回繰り返して読むそうです。私はそんな心のゆとりがなく、理解できたと思うとどんどん読み進んでしまます。そこで今回は1項目ごとに3回読むことにしました。かなり努力して3回読んだので日数もかかってしまいました。これは理論的な文なのでそれもできましたが、物語となるとよほど面白くないとそれは難しいと感じています。内容がつまらないと読み飛ばす癖がありますので・・・。Karloが言うように物語を言語研究として読むわけではありませんしね。

 さて、エスペラント相撲と言う読書運動を堀さんという方が始めました。年に何度行われるのか知りませんが期間が限られており、連絡もネット使うので、日本国内にとどまらず海外の参加者も増え、大成功のようです。やはり運動は広がれる環境が無いとしぼんでしまうのですね! 

 ブログでvertavjetoさんがエスペラント相撲について書いています。興味のある方はそちらへ!

http://blog.goo.ne.jp/verdavojeto/e/12f09d00d1a028612f1fd196397a9972
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