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生きること:過去と未来とエスペラントと

ラオス:生活は穏やかにそして静かに

2012-02-24 16:17:19 | 家族・友人・私

 家の中ではまるで囁くように話していました。大声を出すと余計に暑さを感じるかもしれません。それは動物に対しても同じなのです。

 犬たちは網戸を鼻で押しそっと居間に入って来ます。南の窓を日除けが覆っています。入るのは風だけですから、それに天井にもいくつか扇風機がありますから外の気温が上がってもかなり涼しいのです。犬たちも居間の床に寝そべり昼寝です。その時も静かに犬の名を呼びます。多分出て行けと言っているのでしょう。犬が動かないとトゥトゥトゥと舌を鳴らします。犬は恨めしげに声をかけた家人を見つめ諦めたように部屋から出てゆくのでした。でも、数十分するとまた戻ってきます。一日中それが繰り返されます。

 赤ん坊を泣かしておくと言う事はありませんでした。ムニャムニャ言っただけで誰かがゆりかごを揺すり、泣きだすと大人がすぐに抱きあげあやします。午後気温が上がるとおむつ無しでパンツをはかせます。子どもは気持ちよさそうにパンツにおしっこをします。そのつど笑顔でパンツを替えてやります。ひとりで家事と育児をこなす日本の母親には無理な事です。こんな育て方をされるから穏やかな人に育つのでしょう!

 犬は3匹いたのですが2匹しかカメラに入りませんでした。私が鼻先を歩いてもピクリとも動きません。家族を信用しきっているようです。

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ラオス語は難しい!

2012-02-24 06:43:54 | 家族・友人・私

 さて、13日午後、Nが床にじゅうたんを敷き枕を持ってきて昼寝をするように言いました。こんな時に遠慮してどうなるものでもない、私はごろりと横になりました。彼女は日本語の教科書を持ち出して私の横に寝そべり、声を出して日本語の勉強を始めました。発音などを正しながら私もつきあいました。

 小学生が帰ってきました。女の子は絵本を見つけ大喜びで読み始めました。私が文字について尋ねると発音してくれるのですがなかなか難しいです。声調というものがあるのです。彼女はそのイントネーションの違いを肩・膝・足先に触りながら説明するのですが、聞きなえない音と抑揚がどうしてもつかめません。彼女の名はノイと聞こえるのですが、ノとイの間にかすかにゥかォの音があるようで、おまけに声調なるものがあるので、本人を満足させる発音はできませんでした。私も混乱してきたのでその後、お手玉遊びに切り替えました。彼女の従妹のミゥという幼児がやって来てお手玉をしたがりました。貸してあげたのですが、彼女が他に気を取られた好きにそっとポケットに入れてしまいました。家にお手玉は3個しかなかったのです。また時間がある時に作っておきましょう!

 午前中は大抵ノイの母親か赤ん坊のおもりをします。翌日彼女も絵本を持ち出して私にラオス語教育を始めました。音を聞き分ける能力が私には無いらしく優秀な生徒にはなれませんでした。『あいうえお』絵本は日本同様に動物の絵を使って文字の説明をしている小さなかわいい絵本です。確か一冊8000キープでした。私の分も買ってくれば良かったと残念です。日本でも一冊800円ぐらいで買えるかもしれません。

コメント (4)
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