glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

うなぎの話

2010-07-27 09:36:07 | 衣・食・住
 夕べの雷雨は凄かったです。稲妻が地上と空を繋いで幾本も立ち上がったように見えました。昔の人はこれを見て龍が天に駈け上ると思ったかもしれません。

 さて今日はウナギの話です。昨日は土用の丑の日。連日の暑さもあってうなぎのかば焼きは沢山売れたようですね。

 先日、台湾のウナギは味が良いと日本に売り込みを計っている台湾の会社がテレビで紹介されました。その翌日オーストラリアのウナギの輸入の話がやはりテレビで放送されていました。タスマニア産の大きなウナギです。水槽に入っていましたが1メートルはあるように見えました。川に生息しており栄養もあるそうです。
 ですが、日本に運ぶためには沢山の経費がかかると思いますがいかがでしょうか。船にしても飛行機にしても器材のほかに燃料費もかかります。その上今、私達は輸入ウナギを食べなければ餓死するほど食糧難に陥っているだけではありません。どちらかと言えば世界中の美味しい食べ物をかき集め楽しんでいる風が有ります。

 地球温暖化を防ぐにも無駄な資源を使わない方が良いと思うのです。私も出来る限り地産地消の生活を心がけています。

 そしてもし、ウナギの生息数が減ったら、またクジラやマグロと同様に世界的問題になるでしょう!

 利益を得るために世界中からさまざまな物を取り寄せる。それが日本以外の社会を破壊する事もある事を私達は肝に銘じておくべきです。昔、エビの養殖の為に東南アジアのマングローブを破壊した事もあったのです。それはその地の一部の人の儲けにはなったでしょうが、その他大勢は多大な被害を受けたはずです。

 巨大ウナギを見ながら、いつから日本人は他者を思いやらない傲慢な利己的人間になったのかと考えていました。
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