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生きること:過去と未来とエスペラントと

第6回アジアエスペラントの閉会式

2010-07-11 09:01:38 | エスペラント
 閉会式は6月22日(水)10時に始まりました。みなさんかなり早くからやってきていました。昨夕抱き合ってさようならを言ったジュネーブのマルティンがいました。飛行機が明日だったのを勘違いしていたという事で大笑いしました。暑さで外を歩くのが辛いこともあるでしょうが結構皆さんまじめに出席していたようです。

 愉快だったのは閉会の閉めの言葉が3度もあったこと。
 閉会式は形式的に順調に進み30分以上も早く終わりました。ですか終わりの言葉が言われても誰も席を立たなかったのです。

 そして、少し良いですか、言い忘れた事がありますので・・・。と誰かが言いだし、一言言いたい人が進み出ます。途切れた所で閉めの言葉が。でも誰も立たない。するとまた誰が進み出る。そんなこんなで既定の時間まで続き、意見や感想を言いたい人は発表する機会を得ました。これはとても良かったと後で感じました。きっとみなさん自分の思いを伝える事が出来清々しい気分で帰路についたと思います。
 その中から2つ書く事にします。

 ある日本人が尋ねました。
 参加者250余名。参加費を計算するとこのような立派なホテルで大会を開いたのでは赤字になるのではないか。

 モンゴルのエスペランティストの返答。
 私達はどうしても立派な大会を開き成功させたかったのです。5年前 私達の師 Cn.Dogsuren が中心となって初めて国内大会を開きました。その時韓国のエスペランティストで、元世界エスペラント協会の会長だった Lee Chong Yeong 氏が参加して、是非モンゴルでアジア大会を開いて欲しいと話しました。それ以来アジア大会を開く事が私達の師 Cn.Dogsuren の願いでした。二人とも亡くなりました。この二人の思いをどうしても実現したかったのです。
 それに私達はエスペランティストだけでこの大会を開催したのではなく、沢山のエスペランティスト以外の人の協力を得ました。ですから心配はいりません。

 この時会場の雰囲気は、もし彼女が赤字ですと発言していたらみなさん援助をおしまいと言う感じでした。他の人に甘えないという態度は本当にあっぱれでした。

 それからこれはフィンランドの女性だったと思うのですが次のような意見を述べました。
 参加者の中にはエスペラントを知らない人に教える事が出来るベテラン指導者が沢山います。このような大会の時、そのようなベテランの協力を得て参加者にエスペラントを教えるだけでなく、参加していないがエスペラントに興味を持つ人に教えるような機会を作れないでしょうか!?

 なかなか良い意見ではありませんか。横浜の世界大会の時にはこのような試みがなされています。世界大会でも国内大会でもこんな試みがなされたら良いと思います。地学民族語を話す人から教えられるのはそれなりに新鮮だと思います。 

      
      アジア大会とは思えないほど多くの民族が集まりました。
 
 

 
コメント
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