37年分の電子技術革新

 今日、ネット上で見つけた写真です。1986年当時の個人用情報機器が37年後には、この小さなスマートフォン1台に集約されました、と云う一枚です(スマホは2012年頃のiPhoneのように見えますが)。

 上の写真、一番左は電子手帳(PDA)でしょうか。これは完全にスマホに取って代わりました。その左のビデオカメラはJVCのロゴありますのでVHS-C式でしょう。8mmやVHS-Cが出る前はベータやVHSの大きなテープをそのまま使っていましたので、これでも相当小さくなっています。今では動画撮影のマニア以外はスマホで十二分です。

 中央は懐かしいPowerBook ではありませんか(1990年代に入ってからのモデルのような気はしますが)。現代のスマホの方がはるかに高性能ですね。スマホにないのは両手で打てるキーボードだけですが、最近の若者はキーボードを打つよりフリック入力の方が早いのだと云う話も耳にします。

 その右側が最初期の携帯電話。スマホのご先祖様ですが、これ以前は受話器とは別に肩掛け式の大きな本体がありました。これでもソートー小さくなったのでした。

 その右が、あらまぁ懐かしいポラロイドじゃありませんか。1986年当時のカメラと云えば未だにフィルム方式でしたので、撮ってすぐに見られると云う意味ではポラロイドはスマホとの比較には最適です。現代のスマホもさすがにその場でプリントはできませんが(スマホ専用外付けフォトプリンタはある)、相手のスマホにデータをすぐに送れますから、プリントの必要性も低下しました。スマホに高性能のカメラ機能が内蔵されたことにより、カメラ各社が絶大な影響を受けたことはご存知の通りです。

 一番右が、これも懐かしいウォークマン。カセットテープ、CD、MDと変遷はありましたが、今ではネット経由スマホで聴くのがデフォルト。ただし、SONYが「歩きながら一人で聴く」機械を発明していなかったら、スマホで音楽を聴くことができなかったかも、と思うと、今更ながらSONYの偉大さに気づきます。

 最後に、PowerBookの前にあるのは腕時計。シャツのポケットにスマホが入っていれば(男性限定。女性は肩から斜め掛け?)腕時計は「私はこんな高価な時計を買えるほど裕福なのだ」と主張したい時以外には不要な物となってしまいました。そう云えば、その昔は腕時計ではなく背広のベストのポケットに入れる懐中時計でした(今もベストの下に小さなポケットがあるのはその名残)。腕時計の前にあるものが何なのか、私には判然といたしません。何ですか、これは?

 と云うわけで、今日は37年間の個人用情報機器の変遷をザザッと振り返ってみましたが、37年と云うのは私の人生の半分弱です。この37年に上の写真にあるものが全てスマートフォン一台の中に詰め込まれてしまったと云うことです。当時グッズの価格を合計するとは100万円くらいにはなるでしょうかで。それが今では10万円のスマホ一台に集約されてしまったのですから、この間にまったくもってものすごい技術革新があったと云うことですね。

  横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月28日に撮影した写真を6点掲載しております。秋も深まりつつある森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

blog「恩田の森Now」
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お知らせ:先週末は撮影に行けませんでしたので、来週まで新しい写真の掲載はございません。

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#個人用情報機器の変遷 #電子技術の進歩 #スマートフォン #インターネット #携帯電話の通信網

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