近い将来のNikon製品に関する五つの情報

 元ネタは勿論Nikon Rumorsだが、更に元を辿ればFocus-Numeriqueに掲載された、後藤哲朗氏(元ニコン執行役員。現顧問兼ニコンフェロー。後藤研究室室長。)のインタビュー記事。元々ネタは当然記事はフランス語で書かれている。仏語に堪能な方は直接お読みいただきたいが、郷秋<Gauche>はNikon Rumorsに掲載されたKey points & quotesで辛うじてその内容を知る事が出来た。

ポイントその1:Nikon(ニコン)からMedium Formatは登場しない
ニコンからDX、FXに続いてデジタルの中判フォーマット(MXと云う名称で報じられていたと思う)が登場するとの噂があったが、この噂は明確に否定された。

ポイントその2:マイクロ4/3に対するNikonのスタンス
 この手のものにNikonが手を出すとすればマウントを変更する。つまり、Fマウント以外のマウントを採用することになると云うことだろ。伝統のFマウントは当然35mmフィルムの使用を前提に策定された規格である。今となっては35mmフルサイズのイメージセンサーを持つカメラ用としては最小のマウント規格であるが、APS-Cあるいは4/3のイメージセンサーの使用を前提に考えるならば、更に小さな口径で良いことになるし、ミラーレスとなれば当然フランジバックも大幅に縮小される。「マイクロFマウント」が登場するということか。

ポイントその3:大きなセンサーを持つコンパクトカメラについて
“We study this way. You’ll know soon enough.”だそうな。大いに期待しよう。「ポイント2」がレンズ交換方式を前提にしているのに対して、こちらはレンズ固定式のカメラについてと云うことになる。このカテゴリのカメラとしてはライカのX1をあげる事が出来るが、Nikonが作ったとしてもX1と価格面で競合することはないだろな。

ポイントその4:EVFに対するNikonの考え
 近い将来、EVFを使うことになるかも知れないが、現時点ではそのクオリティはNikonの要求水準に達していない。GF1のものに比し、その画質が格段に向上したと云われるE-P2のEVFだが、郷秋<Gauche>も後藤氏の意見に賛同する。Nikonも郷秋<Gauche>も要求水準が高いのである。

ポイントその5:ニコノスの将来について
 郷秋<Gauche>には縁のないカメラなので気付かなかったが、1984年に登場した最ニコノスVも2001年10月で販売が終了していたんですね。後藤氏の「個人的な見解」では、将来再登場するだろうとのこと。職業上この手のカメラを必要とされている方には朗報だろう。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森の薬師堂境内にあるムクロジの木の実。この実の果皮はサポニンを含んでいる為に擦ると泡立つことから、かつてはこれを洗濯の際の石鹸代わりにしたとか。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 筆箱 JAL再建計画に... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。