飛行機は一年中夏タイヤ?

 飛行機は空を飛ぶものだけれど、離着陸の為に地上を滑走する必要があるから当然タイヤが必要になる(ヘリコプターのように垂直に離着陸できる飛行機(回転翼機)には車輪はない。また雪上で離着陸する飛行機にはタイヤに代わってスキーが、水上で離着陸する飛行機にはタイヤに代わってフロートが装着されるが、例外的と考えていい)。

 大型の旅客機などにはクルマと同じようにタイヤだけではなくサスペンションやステアリング機構が備わり、それた全体をランディングギア(Landing gear)と云うが、今日問題にしたいのはランディングギアのうち最も重要なタイヤについてだ。

 昨日(2日)21時半頃、新千歳空港に着陸した羽田発のJAL545便(777-300型)が着陸後に滑走路から誘導路へのカーブを曲がりきれずに前輪を脱輪させ積雪に突っ込む事故があった。乗員乗客に怪我はなかったようだが事故機は現場から動けなくなり、乗客は着陸から1時間半以上経った午後11時過ぎにバスに乗り換えターミナルビルに向かったとのこと。さぞかし疲れたことだろう。

 事故当時、新千歳空港には積雪があり、滑走路や誘導路には凍結防止剤が撒かれていたようだが、一部は凍結していたことが想像できる。だとすると、タイヤが滑って脱輪したことになるのだろうか。冬の間、北国・雪国のクルマはスタッドレスタイヤを装着するのは常識だが、どうやら飛行機用タイヤにはスタッドレスはないらしい。

 日本国内の事故ではなかったような気がするが、以前に空港ターミナルに旅客機が突っ込んだ事故があった。これもまた駐機場が凍結していて止まりきれなかったことが原因らしい(マーシャルは無事だったのだろうか)。大型旅客機のタイヤは特に着陸時の負荷が大きい為にかなり頻繁に交換していると聞いたことがある。ならば冬の間はスタッドレスタイヤを装着してはどうかと郷秋<Gauche>は思うのだが、素人の浅知恵?


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いてあかねの森の民家の飼い猫。この頃森を歩いているとやけに猫が目に付く。どうしてだろうか。
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