最後のOLYMPUS?

画像は広報写真

 OMデジタルソリューションズから、OM-D E-M1 Mark IIIの後継機種としてOM-1が発表された。ペンタプリズムがあった時代の名残の凸部には「OLYMPUS」のロゴがあるが、今回発表されたOM-1の正式OM SYSTEM OM-1と云うことのようだ。ならば「OLYMPUS」のロゴタイプは何を意味するのか。

 https://www.dpreview.com/ によれば、
 The OM-1 represents a new naming scheme for OM System cameras and is released to coincide with the 50th anniversary of the original OM film SLR. The OM-1 continues to carry the 'Olympus' name across its viewfinder in recognition of this legacy, but we're told it's likely to be the last model that will.
 とのこと。DPREVIEWの主張を信ずるならば、今回発表されたOM-1が「OLYMPUS」の名を語る最後のカメラであり、E-M1の後継機種に往年の名機、OM-1の名を冠したことの正当性を訴え、かつ今後OMデジタルソリューションズから登場するミラーレスカメラがすべてOM-Dブランドとなることの予告だと云うことになる。つまり、新OM-1を最後に、OLYMPUSブランドが消滅すると云うことなのだ。

 昔の名前で出てきたOM SYSTEM OM-1だが、驚くには当たらない。思い出してもみれば、ハーフサイズの小さなカメラを作るメーカーだと思われていたOLYMPUS(オリンパス)が当時世界最小サイズの一眼レフ、M-1(ライカが持つ商標との関係からすぐにOM-1と改称)を登場させて当時の写真・カメラファンを大いに驚かせてくれたオリンパスである。

 そのことを思えば、先にも書いたようにオリンパスのカメラ事業を継承したOMデジタルソリューションズがE-M1の後継機種に往年の名機、OM-1の名を冠したことにも驚くことはない。むしろ名は変わっても、そこにOLYNPUSやZUIKO、PENの伝統が受け継がれていくことは好ましく、長くその名が継承されることを願わずにはいられない郷秋<Gauche>である。

画像はhttps://sunrise-camera.net/ より

 こちらがオリジナルのOM-1。発売時に世界最小の一眼レフを売りにしたが、のちにPENTAXがOM-1よりほんの1、2ミリずつ小さなMEを登場させたために世界最小SLRのタイトルを奪われた。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは2月12日に撮影した写真を5点掲載しております。春まだ浅い森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/28bb846b0eddd8d23d003d85f765201a

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#OLYMPUS #オリンパス #OM-1 #OMデジタルソリューションズ #OM-D #E-M1 #高千穂光学 #オリンポス山

コメント ( 2 ) | Trackback (  )