「ミラーレス」戦国時代?

 一般紙どころか神奈川新聞のような地方紙にまで「『ミラーレス』戦国時代に」と題する記事が登場。
注:「ミラーレス」とはミラーレスカメラの省略形で、郷秋<Gauche>がカメラ映像機器工業会(CIPA)による分類に基づき「ノンレフレックス」と表記するものと同一の構造を持つカメラの呼称です。

 これまでプロ用とは認識されていなかったオリンパスからOM-Dシステムのプロフェッショナルモデルとしてミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M1X」が発売されたことを契機にこのような記事の登場と相成ったようです。

 プロ用と云えば「35mmフルフレームの一眼レフ」であったところにソニーがノンレフレックス機で参入し、そのマーケットにニコンとキヤノンがフルフレームのノンレフレックスを投入、そして今般オリンパスがM4/3規格で参入と云うことで地方紙までがこの話題を取り上げるに至っている訳です。

 ところでプロ用カメラってアマチュア用と何が違うの?と思われる方がおられるかも知れませんが一番わかりやすいのがカメラの形状です。通常のカメラボディーの下に大容量のバッテリー収納部が一体化された大きなボディを有するものがプロ用と考えてまず間違いありません。ニコンのD5、キヤノンのEOS 1Dそして今回登場のオリンパスOM-D E-M1Xがこの形状のカメラです。

 その他にも、プロ用を名乗るためにはオリンピックのような大きなイベントの時に自社のカメラを使用するプロのためにメンテナンスやボディ・レンズを提供する「プロサービス」を展開する(できる)かもその判断基準になりますが、このことについてはまたその内に書くことにしましょう。

 ノンレフレックス形式のカメラはプロ機に限ったわけではなく各メーカーから廉価なものも提供され活況を帯びています。必要悪であったフレックス機構が電子技術の進展によって不要になったことからこれからのレンズ交換式カメラはノンレフレックスがスタンダードになってきますが、そこに行き着くまでの各メーカーのシェア争いの戦略、商品展開が楽しみな数年となりそうです。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori には、ただいまは1月20日に撮った写真を、7点掲載いたしております。穏やかな散歩日和となった新春の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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