唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
15年の歳月は・・・
人生を語ろうと云う訳ではない。問題はこの二つのチューナーである。共にKORGの製品だが、左はAT-1ACと云う15、6年前に購入したこので、左が今日届いたTM-50。
最大の違いはAT-1ACが純アナログのメーターなのに対してTM-50は液晶パネルにアナログ風のメーターが表示される点。デジタルになっても表示はアナログの方が実は見易い、判りやすいと云う事だ。大きさ(体積)で云えばTM-50はAT-1ACの1/4、重さは1/3程度だろうか。AT-1ACは006Pと云う積層9Vの電池が必要だが、TM-50は単4二本でOK。
AT-1ACがチューナーの機能しかないのに対してTM-50はメトロノームの機能を備えているのも今どきの製品らしい。しかしだ、TM-50はいかにもちゃちだ。AT-1ACは実にしっかり作られている。とは云え、プラスチック製ながら表皮がしっとりした感じに仕上げてあり高級感さえ漂ったのは新品の頃だけで、残念ながら今は表面がベタベタしてしまい、いただけない。
15年の間に、勿論人も変わるけれど工業製品、取り分け電子機器はもっと変わる。確かに機能は豊富になり価格も下がってはいるけれど、物としてのデキは随分と落ちている。少々高価であっても良いものを手に入れて長期間愛用すると云う時代ではなくなっているのだ。まあ、それはほとんどすべての工業製品に共通した問題だから、別にKORGを責める気はないけれど、でも、残念と云うのか寂しいと云うのか、なんだか郷秋<Gauche>の感覚とは逆の方を向いているようで、馴染めないぞ。
ちなみに、ピアノに合わせてチューニングしているのに、先生に低いと云われたのは440と442の違いであったことが判明。しかし、2Hzの違いが分かる絶対音感って、凄い。(違いが判らない男、郷秋<Gauche>記す)
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