F1 2007年 第1戦 オーストラリアGPを振り返る

 今年の緒戦はフェラーリのライッコネンが見事なPole to Finish。自身のフェラーリ移籍第1戦を勝利で飾った。

 決勝レースの結果はこちらをご覧あれ。

 昨日、レースの見所を5つ書いたが、それぞれを検証てみよう。

1. 琢磨とデイビッドソン、チームメイト同士の戦い
 スタートで1つポジションをあげた琢磨とは対照的にデイビッドソンはスタートに失敗し最後尾に落ちている。テストの経験は豊富でもレース、取り分けスタートは「別物」ということか。ベストラップタイムはと言えば、琢磨の1'28.487に対してデイビッドソンはわずか1000分の2秒遅い1'28.489と健闘したが、22台中18、19位のタイムであり、今後に課題を残すこととなった。

2. 好タイムを出しながら16位に沈んだマッサの追い上げ
 エンジンを交換し最下位発進となったマッサだが6位まで順位を上げ3ポイントをゲット。チームに貢献している。ただし、ベストラップタイムは8番手となる1'27.044で、ライッコネンには2秒近い水をあけられている。

3. 共に移籍後初レースとなるライッコネンとアロンソの一騎打ち
 セカンドローからスタートしたアロンソだが、スタート直後にF1初戦の僚友ハミルトンに先行される。2回目のピットインでハミルトンの前に出るもライッコネンははるか彼方を単独走行中で一騎打ちとはならず。本年第1戦はライッコネンの完勝。

4. ハミルトンがどこまでアロンソのペースに着いて行けるか
 アロンソのベストラップタイム、1'26.314に遅れることわずかにコンマ037。驚異の新人に死角なし。アロンソの敵はライッコネンにあらず、身内にあり。

5. トヨタの2台は結果を残せるか
 8、9位スタートのトヨタ、9番手スタートのラルフが8着、8番手スタートのトゥルーリが9着。順番が入れ替わるもチームとしては予選順位のままレース終了を迎えることとなった。ホンダよりましとは言えるが、セパンまでにすべきことは山積。

 その他注目すべきは、12番手スタートながら本家トヨタワークスの前でフィニッシュしたウィリアムズのロズベルク、トラブルでリタイヤしたが一時は3位を走行していたBMWのクビサと言ったところか。

 さて、2週間後はマレーシア、セパンサーキットが舞台。それまでの仕事振りが次戦のリザルトを決めるといっても過言ではないだろう。2週間後が待ち遠しい。

今日の1枚は、農家の裏山で咲いたいた木瓜(ぼけ)。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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