唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
その意味を考える
レジャー用のプールでは必ずしもそうではないようだが、スポーツ・競泳用のプールの場合には、水着の着用と共に水泳用帽子の着用も求められる。これらのプールでは水質維持のための循環式ろ過装置が設置されており、そのフィルターへの毛髪の付着を防ぐためである。つまり毛髪がプールの水に混入するのを防ぐために水泳帽を被らないといけないわけだ。
で、先日面白いことが書いてあるのを見た。まぁ、ご老人なのだろと思うけれど、本人曰く。「わたしゃツルッパゲで髪の毛なんぞはただの一本も生えていない。なのに、監視員が水泳帽を被らないとプールに入っちゃいかんと言うのじゃよ」。
何のために水泳帽を着用するのかと言えば、ろ過装置のフィルターに引っかかる厄介者を少しでも少なくしようと言うことだから(しつこい)、抜けるべき髪がなければその方の毛髪が水中に混入する可能性は当然ゼロの訳で、水泳帽を被る必要はまったくないわけだ。それでも規則だから監視員は被れと言う。一般論として水泳帽着用の規則が必要なことは良くわかる。しかしだ、その規則制定の理由を考えれば先のご老人の場合にはその規則を適用する必要のないことは明白だろう。もっとも、すべてのプールがそのくらい厳密に規則を運用していれば、不幸な事故も起こらないとは言えるな。
どうして急にこんなことを思いだしたのかと言えば、昼休みに見ていた雑誌に面白い写真が掲載されていたからである。著作権の問題があるので掲載は出来ないけれど、こんな写真だ。
中学生が地元特産の蛸(タコ)の燻製を作っている写真だ。地域の特性を生かした実践教育を進める稚内市立宗谷中学校の取り組みが数ページにわたって紹介されている(先進的で良い取り組みだと思うぞ)。で、燻製を作る最初の作業として足の皮をむく、天日で乾燥させることが紹介されている。この二つの作業を屋外で行っている写真が掲載されているのだが、写っている生徒は皆、耳まで覆う白い帽子とマスクを着用している。
食品を扱うのだから衛生管理上当然だな。うっ、待てよ。屋外と言うことは、蝿が飛んで来てとまることもあるだろう、いくら稚内と言えども塵や埃が風に吹かれて飛んでくることもあるだろうし、野良猫がしゃぶりに来ないとも限らないぞ。加工食品製造の時にはこのような服装が必要なのだと教えたいのであろうことは良く理解した上で言うのだけれど、そんなこんなの屋外での食品加工作業に果たして帽子・マスクが必要なのかどうか・・・。
昨日は言葉の意味を考えれば誤用を避けることができるだろうと書いた。今日は規則の話だ。その規則が何のためにあるのかを考えれば、規則通りの厳密な運用が必要なのか、柔軟な運用も可能であるのか、自ずと見えてくるはずだよな。
今日の1枚は、愛らしい韮(にら)の花。誤解のないように書くならば、韮の愛らしい花、か。花は愛らしくても、あまり愛らしくない韮の匂いがちゃんとします。
で、先日面白いことが書いてあるのを見た。まぁ、ご老人なのだろと思うけれど、本人曰く。「わたしゃツルッパゲで髪の毛なんぞはただの一本も生えていない。なのに、監視員が水泳帽を被らないとプールに入っちゃいかんと言うのじゃよ」。
何のために水泳帽を着用するのかと言えば、ろ過装置のフィルターに引っかかる厄介者を少しでも少なくしようと言うことだから(しつこい)、抜けるべき髪がなければその方の毛髪が水中に混入する可能性は当然ゼロの訳で、水泳帽を被る必要はまったくないわけだ。それでも規則だから監視員は被れと言う。一般論として水泳帽着用の規則が必要なことは良くわかる。しかしだ、その規則制定の理由を考えれば先のご老人の場合にはその規則を適用する必要のないことは明白だろう。もっとも、すべてのプールがそのくらい厳密に規則を運用していれば、不幸な事故も起こらないとは言えるな。
どうして急にこんなことを思いだしたのかと言えば、昼休みに見ていた雑誌に面白い写真が掲載されていたからである。著作権の問題があるので掲載は出来ないけれど、こんな写真だ。
中学生が地元特産の蛸(タコ)の燻製を作っている写真だ。地域の特性を生かした実践教育を進める稚内市立宗谷中学校の取り組みが数ページにわたって紹介されている(先進的で良い取り組みだと思うぞ)。で、燻製を作る最初の作業として足の皮をむく、天日で乾燥させることが紹介されている。この二つの作業を屋外で行っている写真が掲載されているのだが、写っている生徒は皆、耳まで覆う白い帽子とマスクを着用している。
食品を扱うのだから衛生管理上当然だな。うっ、待てよ。屋外と言うことは、蝿が飛んで来てとまることもあるだろう、いくら稚内と言えども塵や埃が風に吹かれて飛んでくることもあるだろうし、野良猫がしゃぶりに来ないとも限らないぞ。加工食品製造の時にはこのような服装が必要なのだと教えたいのであろうことは良く理解した上で言うのだけれど、そんなこんなの屋外での食品加工作業に果たして帽子・マスクが必要なのかどうか・・・。
昨日は言葉の意味を考えれば誤用を避けることができるだろうと書いた。今日は規則の話だ。その規則が何のためにあるのかを考えれば、規則通りの厳密な運用が必要なのか、柔軟な運用も可能であるのか、自ずと見えてくるはずだよな。
今日の1枚は、愛らしい韮(にら)の花。誤解のないように書くならば、韮の愛らしい花、か。花は愛らしくても、あまり愛らしくない韮の匂いがちゃんとします。
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