今日は福岡県歯科医師会が主催する歯科医学会が開催され、参加しました。
ハイブリッド開催で、会場参加は人数制限がありましたが、歯科医師会館が我が家の町内でもあり、早めにリアル参加を申し込みました。
メインの講演会が川崎市開業の須貝先生。
一般歯科医でありながら、小児期の咬合育成にしっかり取り組んで、下手な小児歯科医より小児歯科らしい先生で私も著書を所有しています。
かと思えば、要介護者を含めた高齢者歯科にも積極的で、患者さんのライフサイクルをよく理解している先生。
私は小児歯科でも成人前までは診る必要があると日々認識していますが、須貝先生が小児青少年の話をされると、説得性があります。
治療各論はそれぞれと思いますが、総論的に患者さんへの対応とか歯科医としてのスタンスが、あまりにも自分と同じで嬉しくなりました。
途中のポスターセッションを挟んで、歯科衛生士の立場から小児の口腔機能の講演もありました。
リアル参加者人数制限で、ポスター会場はちょっと寂しいですが、その分しっかり聴けて質問もできました。
九州大学歯学部の後輩で歯科・小児歯科開業のH先生のポスター発表。
混合歯列期に、埋伏永久歯を部分矯正でマネージした症例です。
私も同様な症例を経験していますので、細かいところは装置のデザインなども含め情報交換ができました。
そこまで長時間ではなかったのですが、なかなか有意義な学会でした。
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歯並び嚙み合わせが良くない状況を、業界用語では歯列不正と呼んでいます。
もちろん見た目が気になるというのは当然ですが、ある程度以上の歯列不正はお口の健康にも悪影響を及ぼします。
中学生の患者さんで歯並びデコボコと出っ歯の矯正治療希望です。
奥歯の噛み合わせ的には、ほとんどズレていませんが、歯並びの幅が狭いため、上は前歯が前傾、下はデコボコという表現型です。
口も閉じにくく口呼吸になるので、特に上の前歯は乾燥して歯垢が停滞しやすく、生え際に初期虫歯が発生しています。
また、下の前歯はデコボコのせいで、歯石が付きやすく歯肉炎があります。
歯磨きしにくいなりに、ブラッシングレベルを上げてもらいたいですね。
初期虫歯や歯肉炎は気になりますが、早めの矯正治療スタートをご希望で、毎月の装置調整時にブラッシング指導等も並行して行うことととしました。
抜歯矯正で綺麗な歯並び嚙み合わせになりますが、このままだと虫歯や歯肉炎歯周病のリスクが下がりにくいので、ずっと歯科治療で苦労することが予測されます。
なので、このような比較的重症例では、お口の健康を総合的に考えると、矯正治療は有意義と言えます。
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ある種まじめに毎金曜夕食で伺う、「夕日」。
いつも午後7時頃です。
隔週で裏メニューの定食をお願いしていて、今週は定食の週。
カウンターに置いてある大皿メニューからピックアップしてくれます。
今回はレンコン焼売とか肉じゃががあります。
女将は年下ですが、まさにおふくろの味。
今回、アルコールは控え目に、ビールとバーボンハイボールのみ。
アルコールは帰宅してから追加ということで。
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知人から頂いた、数日遅れのバレンタインギフト。
数日前のブログにアップしたように、ビールもチョコレートも好きなんですが、チョコレートビールというクラフトビールです。
左のビールを試しましたが、濃厚な黒ビールです。
麦芽にチョコレートモルトを使用しているとのことですが、全然甘くはありません。
外国産かと思いましたが、盛岡市のクラフトビール醸造所の製品です。
世界のクラフトビールを試そうと思ったら気が遠くなりますが、国産クラフトも多いので、旅行先で探すのも楽しみになります。
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休診日の午後の部、医院でTNCの子育てサポート番組「はぐはぐ」のTV撮影。
年度ごとに番組継続か検討されますが、次年度継続も決まったようです。
実際は4月5月のオンエアになります。
事前にメールのやり取りでストーリーを作っているわけですが、撮影本番では言葉の使い方言い回しなどが気になり、マイナーな調整をすることもあります。
例えば歯磨きは朝と夜寝る前の2回とか言っていても、言い換える時には朝夜2回とは言わず、朝晩2回とかが普通だったりします。
グラグラ乳歯は自分で抜いても大丈夫?
そして、歯磨きしないで寝たら、すぐ虫歯になる?
グラグラ乳歯は、その後の永久歯の歯並びも含め、当院のリアルでも良くある質問です。
概略は番組のコメント通りですが、もし同様な心配事があって来院可能でしたら、個別で異なる要素もあったりしますので、診査の上、説明させて頂きます。
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保険証を提示する機関では、マイナ保険証を含め、オンラインで保険証資格を確認するシステムに移行中です。
原則としては本年3月末までの移行が必要です。
機器の設置設定に2時間ほど必要とのことで、休診日の今日午前中にお願いしました。
私もマイナンバーカードに保険証や銀行口座は紐づけしていて、現在の保険証もいずれ廃止ということで、次第に普及はしていくと思われます。
このシステムは薬局が普及率が先行していて、自分自身も当院隣の薬局で、保険証確認でマイナカードを使用しています。
マイナンバーカードの普及が進むとよりこのシステムの意味が出てきて便利になります。
基本的に、通常の保険証でも、有効期限が切れていたり、例えば国保から社保へ変更など、基本オンラインで確認できるという便利さはあります。
受付スペースは、通常のレセプトコンピュータに加え、このシステム用のPCも必要で、クレジットカード決済端末もあり、ますますIT化ですね。
良く言えば、もとからあったネット回線がより多目的にに使えるわけです。
ちょっとスペースの整理整頓等も必要になるので、受付で使いやすいようにNさんにお任せですね。
今日の休日ランチは、博多駅、名代ラーメン亭でチャンポンとチャーハンのセット。
今どき830円で格安です。「クッキングパパ」や「君の膵臓を食べたい」で登場のお店ですね。
お店外にポスターが掲示されています。
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当院で、成長期の歯並びかみ合わせ治療のチョイスにあるプレオルソ、最近アドバンスバージョンの専門書が発刊されました。
マウスピースタイプはプレオルソの場合、就寝時のみでほほOKですが、患者さん本人の使用のモチベーションが重要です。
キチンと使用すれば確実な効果はありますが、ワイヤー矯正と比べて個人差があります。
それと治癒した後の後戻りを防ぐというのは、どのタイプでの矯正治療でも治療自体と同じくらい重要です(個人的には治療より難しいと感じてます)。
この本は、考案者の大塚先生をはじめとした矯正医の分担執筆です。
より良い結果を出すためのヒントが得られそうです。
プレオルソは床矯正や成人のマウスピース(アライナー)矯正同様、一般歯科医でも手軽にスタートできる治療手段です。
このような治療選択は、通常のワイヤー矯正なども行っている歯科(矯正歯科と一部の小児歯科)で相談して治療を受けられることをお勧めします。
例えば、床矯正のみやってますという医院では、良好に治癒しないとか適応外の例の場合、次の手段がないのでトラブルのもとになるかと思います。
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今日はバレンタインズ・デー。
ときめく年齢はとっくの昔に終わったけど、頂いたチョコレートとビールで、家飲みを開始してます。
甘いものはあまり食べませんが、チョコレートとアイスクリームは例外かな。
アイスはチョコミントとかフローズンヨーグルトがピンときます。
今日のアートの沼の続編。
美術館売店にあった田中千智のポストカード、ソール・ライターのクリアフィルを購入しました。
田中さんの作品は本の表紙、CDジャケットなどに多く採用されていて、今後も気になる画家になりそう。
フォトフレームとか小さい額に入れてみます。
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今日は午前中オフで、福岡市美術館と自転車エクササイズ。
企画展で福岡地元の画家、田中千智展と仙厓展をやっています。
特別展でないので入場料も格安です。
2階会場出口の大きな壁画。
先日、ソール・ライター展に行った折には、まだ製作中の田中さんの姿がありました。
少し前まで、これも地元のイラストレーター、KYNEの壁画がありました。
1階では仙厓展。
江戸時代、福岡市にある日本最古の禅寺、崇福寺の住職でした。
掛け軸に、書、画があります。
鳥獣戯画にも通じる、コミカルで優しい動物たち。
左が宝満山、右が太宰府に旅した折の風景のようです。
いずれも福岡県地元です。
そしてランチは名島亭。
マイラーメンランキングでは同率1位の名島亭。
他の1位は、とら食堂の中華そばと武蔵家の横浜家系ラーメン。
アートとラーメンの沼の今日の前半。
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矯正を行っている患者さんで、上下の真ん中が不一致な場合があります。
見た目だけではなく、矯正終了後の歯並びかみ合わせ安定という観点でも重要なポイントです。
審美的には、上の真ん中は顔の正中と一致させたいところです。
歯並びデコボコ状況の左右差で、前歯部分が傾斜してズレている場合、歯を移動すれば解決します(歯性のズレ)。
下顎では成長期前までは、噛み合わせの問題で左右的に誘導されて上下不一致の例もあります(機能的ズレ)。
かみ合わせを改善すれば解決する例が多い時期です。
成長期終了後は、下顎では左右非対称な形態に落ち着き、奥歯の噛み合わせも非対称になってしまいます(骨格的ズレ)。
20歳過ぎた患者さんで、上下の中央は結構ズレていますが、上の真ん中はほぼOKです。
下の前歯の位置によるズレもありますが、奥歯の噛み合わせも左右差があって、下顎形態が非対称の現れです。
奥歯が内側傾斜しているので、歯列幅の拡大はできる例です。
歯並びだけでしたら、永久歯抜歯なしでOKですが、上下中央の一致には限界ありです。
抜歯なしで矯正治療スタートですが、結果の限界が予測されるので、悩ましいところです。
結果論ですが、前歯の噛み合わせ改善を早めにやっていれば、全体矯正の時期にシンプルになったであろうと思われます。
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