福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

噛み合わせの治療

2010-06-01 | 歯並び、矯正の話




家族的にも受け口傾向がある患者さんです。
上下永久歯前歯が出揃った状態で、上の前歯2本と下の4本が逆に噛んでいます。噛み合わせが深いので、噛むと下顎が前方に誘導されるような状態で、さらに下の前歯が前方に傾斜しています。
受け口すなわち反対咬合は、上の前歯を前方に押し出して改善することが多いのですが、この患者さんの場合は下の前歯が前傾している要素が大きいので、下の前歯が内側に移動するような装置を使いました。




3か月後に改善、その後噛み合わせが安定するのをそのまま2か月待って、装置を外して経過を観ることにしました。
反対咬合は顎の大きさ、発育などとの関連があるのですが、下顎の前方へのズレがある場合、特に早期の治療が有効です。
もちろん、以降も顎の発育や噛み合わせの経過観察は必要ではあります。




ビフォー、アフターの様子です。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                           http://www.futatsuki-dental.com/

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