福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

令和の予防歯科Q&A #2

2022-05-12 | 歯みがきのこと

予防歯科Q&A その2です。今後、適時続編をアップしていきたいと思います。

Q:ブラッシングは食後30分後が歯に優しい?
A:ブラッシングは食後すぐがいい。

平成時代に、食事後すぐでない方が良いという論が一時期ありましたね。
その話の元論文をたどると、実験室レベルで象牙質を使用したものです。
象牙質はエナメル質より遥かに柔らかく、酸にも溶けやすい性質があります。
食後に虫歯菌で酸が産生され象牙質が溶け始めの時に磨くより、暫くして唾液の働きで再石灰化が進んでからが良いという理論では?
通常のエナメル質ではそのようなことは起こらないので、食後すぐでも暫くしてでもOKなので、フッ素入り歯磨きで磨けば再石灰化のより促進されOKです。
中年以降で歯周病で歯根が見えているような場合、象牙質露出していますが、フッ素入り歯磨きで優しく磨けば、同様です。
楔状欠損と言って歯根露出部のすり減りは、ブラッシング圧が強すぎるとか噛む力が強すぎるとかの影響が主です。
個人的には、ブラッシングは食後にすぐでも暫くしてからでもOKなので、フッ素入り歯磨きで朝夕して欲しいですね。

Q:ブラッシング後には口はすすがなくてもいい?
A:フッ化物入りの歯磨き剤を使った後はすすがない。

このことは歯科医側としては21世紀の常識でしたが、患者さんレベルでも令和の常識になると良いですね。
日本歯科医師会でも同様な方法を、公式に勧めています。


   


今日の歯ブラシシーンは坂道系。
飛鳥さん、持ち方不合格です。これでは力入りすぎで、ストロークも大きくなります。
美月さんは合格かな。
坂道といえば、六本木周辺は多いですね。
国立新美術館近くの乃木坂、そして六本木ヒルズ近くのけやき坂、さくら坂。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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