以前のブログで「イエテボリ法」といって、フッ素入り歯みがきで歯をみがいた後に、さらに少し水を含んでからブクブクうがいをしてそのまま吐き出して終わりという方法を紹介したことがあります。
今日届いたサンスター(バトラー)からの歯科医院向けの冊子にカリオロジー(むし歯学)コーナーがあって同様なことが記事になっています。
水道水にフッ素を入れる方法や、フッ素水溶液で毎日ブクブクうがいをするフッ素洗口法がかなり高いむし歯予防効果を示していることからも、毎日薄い濃度のフッ素がお口の中に存在することが予防に重要だと思われます。
IADRと言って国際的歯科研究学会ではナンバー1の学会があるのですが、記事は、その会長Ten Cate 氏の講演の抜粋です。
ポイントはふたつ。ひとつは歯みがき時のフッ素の効果は、歯を磨いている最中に現れるのではなく、その後の残留したフッ素によってもたらされるということ。すなわち歯みがき後軽くすすぐグループの方が、よくすすぐグループよりもむし歯が少ないこと。
もうひとつは歯みがき回数ですが、1日1回よりも2回磨くグループの方がむし歯が少ないということです。歯みがき回数が多いということは、歯垢が除去されてお口の中の環境が良いということもありますが、フッ素が供給される回数が多いことで予防効果を高めているのは確実でしょう。
追加ですが、歯科医院で塗布するフッ素は高濃度でメカニズムが違いますので、フッ素を塗っている最中に主として取り込まれます。したがって、塗った後例えば30分は飲食を控えるようにとか指示がありますが、このことはあまり重要ではないという研究者もいます。
このページの隣に、サンスターがスポンサーで、口腔ケアと全身の健康に関わる情報が掲載されている Mouth&Body Plaza が紹介されていました。私もアクセスしてみましたが結構内容豊富です。
http://www.mouth-body.com です。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
http://www.futatsuki-dental.com/
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