歯科医師会の広報誌に、平成30年度の学校保健統計調査の結果が掲載されています。最も最新版と言うわけです。
世界的にもスタンダードで良く比較に出されるのが、12歳児のDMFT(虫歯数+欠損歯数+虫歯治療数)です。
12歳と言えばほぼ永久歯になっており、この時期で虫歯になったり治療されているのは、多分奥歯の第1大臼歯(6歳臼歯)が大多数だろうと予測されます。
日本では、昔はこのDMFTが4本以上の世界的にも虫歯が多い国のなかに入っていましたが、昨年は0.74本と先進国に追いついて来つつあります。
ところが、小学生で虫歯がある人の割合でいえば、45%程。この時期の虫歯の多くは、まだ残っている乳歯と推察されます。乳歯が無くなるので、一時的には虫歯が減ったように感じるのが12歳頃でしょう。高校生でもむし歯のある人は45%という最近のデータ。こちらはすべて永久歯の虫歯と言うことになります。
当院でも、永久歯虫歯に関しては14歳くらいが要チェックポイントです。歯茎の問題もそろそろ出て来る年齢なので、やはりティーンエイジャーは気を付けるべき時期と、あらためて感じます。
12歳児のDMFTが減って来ているのはグッドニュースですが、安心している場合ではないですね。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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