福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯の着色と虫歯

2021-08-18 | 口の中の問題

歯の色で黒っぽい部分があると、虫歯?と心配になることは普通ですね。
着色といっても様々あって、虫歯と関連している場合は要注意です。






この患者さんは小学校高学年ですが、下の前歯、上は前歯奥歯とも比較的目立つ黒っぽい着色があります。
これは、虫歯でなくいわゆるステインと呼ばれるもので、通常の歯磨きがほぼOKでも、次第に付いてきます。
歯垢ですと、もっと黄色っぽく、歯垢部分からの虫歯発生もあります。また、歯磨きレベルを上げると付かなくなります。
ステインは、もちろん色合いでも分かりますが、この患者さんのように歯垢が付きやすい部位とは異なることも多々あります。
部位的に多いのは、特にお口ぽかんで口呼吸がある患者さんでの上の前歯です。
唾液の流れが悪くなって、お茶などの色素が停滞しやすくなることが原因と言えますし、歯垢も停滞しやすくなって虫歯や歯肉炎のリスクも上がるので要注意です。
PMTCと言って、歯科医院で機械的クリーニングで白い歯に戻ります。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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