アース製薬のモンダミンは結構前からある洗口液ですが、最近色んな研究データを出して来て、エビデンスが重要な時代に対応する姿勢がうかがえます。
よくサンプルが送ってきて、一緒に研究データも同封されています。
右のリセットコートプロは最近発売の製品です。
いずれもCPC(塩化セチルピリジニウム)が主成分で、日本では長年使用され、歯肉炎レベルではうがいで若干効果があることが分かっています。
今回同封のデータでは、インフルエンザウイルスの不活化や、プラーク中の酸性度を中和できるという効果も示されています。
コロナパンデミックで、歯科治療の前にイソジンやリステリンでうがいすることが奨められました。
インフルに対する効果も同様で、自身の感染予防ではなく周囲に感染させない効果です。
歯垢の中和効果では、水やフッ素洗口液と比較しています。
リセットコートプロはなかなか優秀な成績ですが、中和はしても再石灰化効果はありません。
個人的見解としては、CPCはちょっと中途半端な立ち位置と感じます。
歯周病予防だったらクロルヘキシジン(製品としてはコンクール)、虫歯予防だったらフッ素(フッ素入り歯磨きやフッ素洗口)がクリアです。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
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