当院では、虫歯菌の母子感染をできるだけ予防する手段としての歯のクリーニングを保護者(母親)の方にお奨めしています。「歯のクリーニングで何で虫歯菌感染が予防できるの?」という疑問をお持ちの方は、当院HPの「予防と定期健診」のページをご覧下さい。
最近は歯のクリーニングもそうですが、ホワイトニングも随分市民権を得てきたように思いますし、ホワイトニングを行っている歯科医院もかなりのものでしょう。それこそネットで一般歯科のHPを見ると、ほとんどホワイトニングの項目がありますよね。
歯を白くすっきりとしたい場合は、まず歯石を除去して、食物や飲み物、タバコなどによる着色(ステイン)をクリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning PMTC) することが第1段階と思います。見た目もすっきりしますし、むし歯、歯周病リスクも下がっていきます。
加えて漂白材を用いたホワイトニングということになりますが、日本はホワイトニング後進国で認可製品もぼちぼちというところですが、徐々に増えてくる様子です。ホワイトニングは思いっきりやれば新庄のように不自然な(不透明な)真っ白けになりますので、わたくし的にはあまりお奨めしません。通常のホワイトニングでも若干不透明な白になるのは、過酸化水素、過酸化尿素を使っていますのでいたしかたありません。でも、この若干の不透明さが「白い」というイメージを持たせるのも事実です。ホワイトニングは歯への刺激があるので、ほぼ成人になるまでは行いません。しかし、私の知人数名から「ホワイトニングしないの~?」という問い合わせというか要望もありますので、現在保護者向けのホワイトニングを考えているところです。
現在、効果が長持ちするということもあって、マウスピース状のトレーにホワイトニング材を入れて自宅で10日前後行うホームホワイトニングが日本では主流ですが、たまたまというか、今月新しいオフィスホワイトニング(歯科医院の来院で行うもの)製品が認可され発売とのこと。患者さんにとってはオフィスホワイトニングのほうが面倒ではないでしょうし、「低刺激で自然な白さ」と謳ってあります。使用した結果はまたいずれご報告しましょう。
新発売の歯科用漂白材「ピレーネ」、日本製です。過酸化水素の濃度が低いので、歯や歯肉に対して低刺激性ですが、光触媒機能を持つ二酸化チタン配合で漂白効果はどこまでか? ピレーネ山脈はフランス、スペインの国境ですがパウダースノウなんでしょうか?
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