福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

適時の処置が重要

2019-07-02 | 歯並び、矯正の話

先日矯正治療が終了した患者さんです。

 


 


上の前歯部分の歯並びに問題があり、前歯も左右的に傾斜して下の真ん中と不一致な状況です。
中学生の患者さんですが、上の歯並びを見ると、両側とも永久歯の犬歯の後ろ側に乳歯の犬歯が抜けずに残っています。
永久歯は全て出ていますので、乳歯2本分スペースをとっていて、デコボコも当たり前です。
犬歯が生え変わるのが10歳頃なので、その時期に生えかわりがスムーズにいかないと判断されれば、乳歯をタイムリーに抜歯することで永久歯はほぼ良好な位置に自力で移動することが期待できます。


 





放置していたのは問題でしたが、乳歯のスペースが利用できますので、乳歯抜歯後上の歯並びにブラケットを付けて歯並びを改善しました。
1年ちょっとの期間で終了でき、上下の真ん中もほぼ一致。 何事も無かったような自然な歯並びになりました。
かかりつけの歯科があったら、こういう治療の手間と時間は不要では無かったのではと感じた例でした。 





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全体矯正で抜歯が必要な場合 | トップ | インターナショナル感 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿