月に3回届く日本歯科医師会会員向けの新聞「日歯広報」というのがあるのですが、最新号の裏表紙に、当院でも特に成人の患者さんによく奨めているバトラーの「シングルタフト」の広告が大きく出ていました。
通常の歯ブラシでは磨き残してしまいがちの歯間や、児童では歯列矯正装置の間や6歳臼歯などの磨きにくい場所の歯みがきが得意です。
歯肉炎や歯周炎が軽度の患者さんでは歯間ブラシを使って歯茎を傷めてしまう場合があるのでフロスの使用を試すように指導することがあります。当院スタッフとも話したのですが、特に奥歯間のフロスは慣れないと結構難しいようなので、ワンタフトとかシングルタフト状の歯ブラシは相対的には導入しやすいのではないかと思われます。
全部の歯に行わなくとも、歯並びや歯の生え方、詰め物などの影響で歯垢が残りやすい場所限定でもOKではないでしょうか。
メーカーのデータによると、歯垢除去率では3分間の歯ブラシでは66.3%だったのに比して、シングルタフトをさらに1.5分使うと82.2%まで上がるそうです。
音波歯ブラシでシングルタフト形状のブラシが付いているものがありますが、これは基本的にお奨めです。
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