福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯周病による歯の痛み

2010-01-20 | 歯周病の話

当院では「子ども歯科」ではありますが、ご希望があれば保護者の方をはじめとして成人の方も診ています。
歯石除去やクリーニングなど虫歯&歯周病予防での来院の方も多く、地域性もあるでしょうが、最近は皆さんのお口の健康に対する関心が高くなっていることを感じます。
症状がある場合の相談は、やはり歯の痛みや違和感です。実際お口の中を診査してみると、むし歯よりも歯周病による歯ぐきの痛みによる場合が多くあります。
歯の痛み=むし歯? と思いがちですが、歯ぐきの痛みと歯の痛みを自覚的に判別できないことは珍しくありません。むし歯による痛みは治療によって無くなりますので、歯科医の仕事になります。歯周病に対しては、歯石除去や歯ぐきの中の歯垢をクリーニング、その後消毒したり抗生剤を塗布するなど、まず歯周初期治療というものを行います。歯周病の程度があまり進行していなければ、それで症状は次第に無くなります。
ここで重要なのは患者さん自身の日常のケアです。ですから、フロスや歯間ブラシも含めた歯みがき指導を受けて、ご自分で実践して、よい状態をキープすることなんです。歯周病に対しては、患者さんと歯科医+歯科衛生士が一緒に頑張る必要があるわけです。
もちろんむし歯でも予防は歯科+家庭でのコラボが重要ですが、歯周病に対してはフッ素のような強い味方がありませんので、患者さん自身の役割が大きいと言えます。




患者さん向け歯科雑誌、「NICO」。最新号は歯周病の特集でした。
歯ぐきが腫れているのみの「歯肉炎」でしたら、歯周初期治療でほぼ健康に回復します。重症化して歯ぐきの中で進行する歯周炎になるとやっかいです。歯周炎は黒っぽい歯石が歯ぐきの中から根の方に向かって増えていきますので、外からは認識しにくいものです。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                           http://www.futatsuki-dental.com/

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