乳歯でも永久歯でも、予防が難しいのは歯間のむし歯だと思います。
虫歯予防の基本はプラークコントロールと言いますが、通常の歯みがきでは歯間の歯垢の除去には限界がありますよね。特に奥歯間は歯と歯の接触面積が広いので、清掃できない部分が広いわけです。
乳歯は全部出揃うのが2歳半前後ですが、歯間に少し隙間があるのが平均的です。しかし、3歳後半くらいになると奥歯間の隙間がきつくなってきます。それからが奥歯間のむし歯リスクが高くなって来ます。奥歯の歯間むし歯は、かみ合わせ部分から発生するわけではなく、最も接触が強い部分すなわち口を開けても見えない部分から始まります。
洞穴状に中で広がって、ある日見える部分の歯質が欠けたようになって、いきなりむし歯ができたように感じます。実はある程度の経過の後に見えてくるわけですが。
歯科医院ではむし歯が疑われる場合はX線を撮ってむし歯の有無や程度をチェックしますが、ご家庭でお子さんのフロス(糸みがき)をして、引っかかりがある場合は、初期~中程度のむし歯がありますので参考になります。
予防法は何かというと、まずデンタルフロスを時々使うということ、そして家庭用のフッ素ないしは歯みがき剤で低濃度フッ素を毎日供給することです。永久歯の場合、全部出揃った以降、すなわち中学高校の時期に歯間むし歯が発生しやすくなりますので、その頃には自分でフロスをする習慣をつけてもらいたいものです。
初期むし歯と言っても、歯間のものは見た目分かりませんので、なかなかフロスが習慣化せず結局治療になる場合が多々あって、私達歯科医の力で最も予防が難しい部分です。
いずれも、「乳歯奥歯間に少し穴が開いて来ました」程度なのですが、実際は中でかなり広がっており、下の例はむし歯が神経まで至っており神経の処置が必要でした。
保護者や患者さんには、「見た目の3倍はむし歯が広がっています」と言っていますが、オーバーな話ではありません。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
http://www.futatsuki-dental.com/
虫歯予防の基本はプラークコントロールと言いますが、通常の歯みがきでは歯間の歯垢の除去には限界がありますよね。特に奥歯間は歯と歯の接触面積が広いので、清掃できない部分が広いわけです。
乳歯は全部出揃うのが2歳半前後ですが、歯間に少し隙間があるのが平均的です。しかし、3歳後半くらいになると奥歯間の隙間がきつくなってきます。それからが奥歯間のむし歯リスクが高くなって来ます。奥歯の歯間むし歯は、かみ合わせ部分から発生するわけではなく、最も接触が強い部分すなわち口を開けても見えない部分から始まります。
洞穴状に中で広がって、ある日見える部分の歯質が欠けたようになって、いきなりむし歯ができたように感じます。実はある程度の経過の後に見えてくるわけですが。
歯科医院ではむし歯が疑われる場合はX線を撮ってむし歯の有無や程度をチェックしますが、ご家庭でお子さんのフロス(糸みがき)をして、引っかかりがある場合は、初期~中程度のむし歯がありますので参考になります。
予防法は何かというと、まずデンタルフロスを時々使うということ、そして家庭用のフッ素ないしは歯みがき剤で低濃度フッ素を毎日供給することです。永久歯の場合、全部出揃った以降、すなわち中学高校の時期に歯間むし歯が発生しやすくなりますので、その頃には自分でフロスをする習慣をつけてもらいたいものです。
初期むし歯と言っても、歯間のものは見た目分かりませんので、なかなかフロスが習慣化せず結局治療になる場合が多々あって、私達歯科医の力で最も予防が難しい部分です。
いずれも、「乳歯奥歯間に少し穴が開いて来ました」程度なのですが、実際は中でかなり広がっており、下の例はむし歯が神経まで至っており神経の処置が必要でした。
保護者や患者さんには、「見た目の3倍はむし歯が広がっています」と言っていますが、オーバーな話ではありません。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
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