福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

高濃度フッ素歯磨き

2021-08-30 | できごと

歯磨き剤の虫歯予防効果は、フッ化物の含有が最も大きい要素です。
フッ素濃度で言えば、500ppm以上くらいで有意な予防効果があって、日本製品の最も一般的濃度は1000ppm弱です。
現在では1450ppmの製品も多くなって、小学生以上くらいの年齢ではお勧めです。
市販品も結構見るようになりましたが、歯科医院専売では、割高ではありますが市販品より効果が高いと思われるものが多いと思います。





これは歯科製品や材料ではメジャーの3Mの製品。クリンプロ歯みがきペーストF1450です。
当院では3Mのコンポジットレジンや歯面接着剤、PMTC用のクリーニングペーストなどは、ベーシックに使っています。
1450ppmフッ化物に加え、f TCPという歯にカルシウムやリンを供給できる成分を含有しています。
主役はフッ素ではありますが、初期虫歯の再石灰化能が高まっていると考えられます。
1300円ほどはしますので、コスパを気にしなければお勧めです。
コスパが気になれば、通常市販の高濃度フッ素歯磨きでOKで、ある程度量を使用すること、歯磨き後はうがいをしないか控えるという使用法が重要です。
多分価格的には3分の1位でしょうから。
言い換えれば、クリンプロを使用しても、高価だから量を少なめとか、しっかりうがいをしたら効果はずいぶん落ちます。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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