マウスピース矯正と言っても種々ありますが、当院で使用しているのはプレオルソといって、成長期の反対咬合や上顎前突に適用されるものです。
歯並びデコボコの場合は、あまり効果は大きくありません。
反対咬合の場合、状況によっては4歳頃の乳歯の時期、一般的には永久歯前歯が噛みあう小学校前半頃の治療になります。
この患者さんは小学生で、永久歯前歯が出揃って反対咬合です。治療のご希望があって、第1期治療が望ましい時期でもあります。
プレオルソをスタートして、1か月後のチェックでは使用状況は良好でしたので、使用を続けるよう指示致しました。
これは3か月弱の経過です。
健診と虫歯予防処置指導の時期でもありましたので、噛み合わせチェックも同時に行いました。
噛み合わせは良好に改善しています。若干噛み方が不安定でしたので、もう3か月安定のために使用をお願いしました。
反対咬合の場合、デコボコの要素が無い場合はプレオルソを専ら適用していますが、平均的には1か月後チェックで治癒しそうな兆候が見られます。
使用3~6か月で改善して、それからさらに3か月くらいの使用で、一旦終了です。反対咬合の場合、以降の思春期成長まで経過観察がマストです。
マウスピース矯正のポイントは、頑張って一定時間以上使用することで、正しく使用すれば必ず治癒します。
まわりの保護者の方は、お子さんの使用をサポートするようなお声かけが重要と思います。
上顎前突の例では、通常時期的には小学校後半、使用期間は1年以上と、反対咬合の場合と異なります。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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