カリオロジーとは「う蝕学」と訳されますが、もっと分かりやすくは「虫歯学」。
これは簡単に説明すると、虫歯の成り立ちや予防についての学問です。例えば、虫歯は歯が溶ける脱灰と元に戻る再石灰化の間で揺れ動いているものだとか、フッ素の力で初期虫歯はストップしたり健全な状態に戻るとか、ということです。
そのような理論を臨床で各患者さんにどのように応用していくか考えるのが、クリニカルカリオロジー。いわゆる20世紀時代にはまだまだ虫歯=削って治療というロジックが主流で、実際的予防はマイナーでしたが、最近では随分現実的になり、さらに進歩していると思います。
昨日は福岡小児歯科集談会の講演会で、福岡市南区のつきやま歯科から、副院長の三ヶ尻先生に来て頂き、カリオロジーのお話をしてもらいました。
私は(左)、今回司会進行役。
彼は予防先進国のスウェーデンに短期留学して、ビッグネームのエリクソン教授(マルメ大学)のもとで研修を受けてきました。
つきやま歯科は私にとってもカリオロジーの原点ですが、さらに最新のエビデンスに基づいて、明快で分かりやすい講演でした。
歯科衛生士スタッフも多く出席していましたので、日常臨床を振り返って評価する良い機会になったと思います。
講演会後は定例の懇親会でしたが、付き合いのいい三ヶ尻先生は、さらに2次会も付き合ってくれました。
つきやま歯科の小児歯科専門医W先生と3人で、懐かしき「みのる」でさらに色んな話に花が咲きました。
ちなみに「みのる」は福岡では氷温ビールの元祖だと思います。また、普通のメニューがさりげなく美味しい処。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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