福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

炭酸飲料と虫歯

2022-12-02 | むし歯予防の話

炭酸飲料は虫歯のもとになる、というある種の常識がありますが、その通りです。
メインは飲料中の糖分ですが、炭酸飲料自体が酸性ということもあって、ダブルアタックですね(洗剤ではありません)。
虫歯菌が酸産生で歯を溶かすのが主ですが、飲料自体が酸性だと歯が溶けるきっかけになります。



どうして酸性かと言えば、炭酸のせいではなくクエン酸などの酸味料です。



美味しいウィルキンソン炭酸のPHは4.6で弱酸性です。
歯が溶け始めるPHは5.5なので、それよりは低いものの、お茶や水、牛乳などについでPHは高く、ほとんどのジュース、コーラ類のPH低さとは比べ物になりません。
もちろん糖分ゼロです。
なので、通常の炭酸水であればずっと口の中に含むこともないので、飲料としては虫歯の原因にはならないと考えます。
虫歯の原因は糖分ですが、虫歯進行を助けるものとしてPHの低さがあるわけです。
味としてはレモン系であればクエン酸が含まれることが多く、要注意です。
レモン炭酸は微妙なところかな?



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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