福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

マウスピース矯正の医院選び

2022-06-25 | 歯並び、矯正の話

最近は、インビザラインとかアライナーなどと呼ばれる、透明プレートタイプのマウスピース矯正が一般化しているようです。



私自身は矯正治療装置のチョイスには入れていません。
随分前にセミナー受講して認定証はもらっていますが、青少年までは一般的装置の方が治療予知性が高いということがあります。
上の写真は、当院患者さんの矯正治療終了後の上の歯並び用リテーナーで、綺麗になった歯並びかみ合わせをキープする目的で使用してもらいます。
写真右下のように、歯型を取ってシートをプレスすれば出来上がります。
透明タイプのマウスピース矯正装置は同様の材料です。
治療前の歯型を採るか、スキャナーで3Dデータを採って、それをもとに段階的に歯が動くようなマウスピースを作製します。
作製は専用のラボで行うので、歯科医院サイドは歯型か歯型データを採ればOKです。歯型の場合、毎月来院ごとに新しい歯型を採るのが一般的です。
歯科医院での調整作業がほぼ不要で、特段矯正歯科的技術が必要でないということもあって、一般歯科でマウスピース矯正を行っている医院も増えてますね。
マウスピース矯正希望の特に成人の方、医院選びでは矯正歯科専門医でマウスピース矯正を行っているところをお勧めします。




このような一般歯科でも、例えば非常勤の矯正専門医の診査診断が受けられればOKです。
マウスピース矯正では、ワイヤー矯正と比べて治療ができる範囲が限られているため、そこを理解している歯科医が必要です。
専門医であれば、色んなチョイスの中で、各患者さんが使用が適切な例か診断できます。
矯正歯科学会でも、一般歯科でのトラブルがあるため警鐘を鳴らしています。
専門医でも、あえてマウスピース矯正をやっていないところもあります。装置の治療能力が限定的なためでしょう。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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