当院は18歳くらいまでの患者さんが殆どですので、歯科治療の前後でコロナワクチン接種という事例は意識していませんでした。
医科の分野では、手術や全身麻酔の例がありますので、日本医学会連合や日本麻酔科学会からガイドラインが出ていて、歯科では口腔外科手術に関連して学会がコメントしています。
最近は10代の患者さんのコロナワクチン接種も始まっていますので、主として抜歯後や歯が原因の炎症処置時は考慮が必要と思われます。
シンプルに言えば、体調が不充分な時はコロナワクチン接種は先延べしなさいということです。
抜歯後は、例えば3日ほどは抗生剤を飲んでもらったり、痛みがあれば鎮痛剤を服用してもらいます。
抜歯後縫合することもあって、1週間後に抜糸します。
抜歯後は1週間以降を目安にワクチン接種がOKということになります。
ではワクチン接種後の抜歯や手術は?といえば、ワクチンの副反応も含め安定する、3日後以降が適切です。
ワクチンは3週間後も2回目を受けることを考えると、2回接種後が安心ですね。
抜歯を除く通常の歯科治療では、局所麻酔使用でも数時間で元に戻りますので、治療後に投薬が不要で体調もOKであれば、ワクチン接種は可能です。
当院でも今後はワクチン接種対象患者さんが増えると思いますので、抜歯や投薬が必要な場合はワクチン接種予定の有無を問診する必要があり、スタッフ皆でガイドラインを共有することにしました。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net