福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

プロケア

2017-12-07 | むし歯予防の話

むし歯や歯周病の予防は、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、個人が家庭で日常行なうホームケアが両輪というか、両方のコラボレーションが必須です。
患者さんが日常どの程度ケアできるかでバランスが変わりますが、やはりホームケアが基本で、ホームケアで出来ない部分をサポートするのがプロケアというのが理想です。
広い意味では、どのようなホームケアが適切かを指導し、実行できているかをモニタリングして、患者さんの行動変容をヘルプするのもプロケアでしょう。
歯科医師がおおまかにはディレクトしますが、各論を進めるのは歯科衛生士で、これが仕事の醍醐味でもあり、やり甲斐でもあると思います。


 


最新刊のプロケアの本。歯科衛生士向けではあります。





今や結構認知されるようになって来たPMTC。バイオフィルムを除去し、虫歯や歯周病のリスクが下がる、いわゆるクリーニング。





予防分野の進化、一般化によって、関連製品の種類も増えました。
新しい製品の中には使い勝手や性能が良い物があるので、日頃からアンテナを張っておくことです。学問的エビデンスが明らかになることで、方法論的にも変化や進化があったりします。 
当院は私のキャラもあって院内勉強会なるものは一切ありませんが、 各スタッフの進化をみると、合間時間や外部の講演会などで勉強しているのでしょう。
各自が自分の価値観で自分を磨いていく、これが大人の世界ですね。横並びの必要はありません。
海外ドラマ「リベンジ」の台詞、 自分の決断が自分の人生を決めていく、まさにその通りだと思います。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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矯正治療にかかる期間

2017-12-07 | 歯並び、矯正の話

昨日、全体的矯正治療が終了した患者さん、開始したのが昨年夏休み終わりころでしたので、1年4か月弱。
永久歯抜歯の例でしたので、比較的スムーズに終了できたと思います。













治療前は主として上の歯並びのデコボコが気になるところです。
デコボコを解消するだけでしたら、永久歯の抜歯は必要ありませんが、かみ合わせ骨格とも出っ歯系ですので、歯並びは良くなっても前歯が出っ張って、上下噛みあわなくなります。
したがって、上の両側第1小臼歯を抜歯する治療計画となります。上の奥歯を後ろに移動する方針も不可能ではありませんが、治療後の長期安定性を考えると、やはり抜歯と考えました。












すっきりなりました。矯正治療を検討する時点で皆さん気になることのひとつが、どれくらい期間がかかるか?ということですね。
全体的矯正治療適齢期の中高生では、受験、部活、進学などありますから、なおさらです。
当院では抜歯矯正は2年くらい、抜かない矯正は1年半前後と説明しています。ちなみに部分矯正は1年以内です。
若年の患者さんがほとんどなのと、スライディングメカニクス、JETシステムを応用しているのが早めに終われる理由と考えています。
治療各ステップにどれくらい期間が必要か当院の治療システムでの平均値がありますので、それと比較しながら進捗状態をモニタリングします。
毎月1回ほどの毎回来院時に前回来院時の計画、処置の効果がどれくらいあったかを評価をし、それに応じて処置を決めます。
場合によっては思った結果が出ていないこともあって、そのような場合は軌道修正を迅速にすることが必要です。
そのような毎月の連続で、計画どおり終了できるわけです。




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