昨年11月頃に部分矯正を開始した患者さん。
乳歯の時期には平均的だったのですが、永久歯の前歯が出てきたら歯並びに問題が出てきた患者さんです。
乳歯の時期の歯並びからは永久歯の予測はあまりできないという典型的な例ではないでしょうか。永久歯前歯の歯のサイズが大きいんです。
前歯が大きい場合、生え変わる奥歯も大きいのが通常ですので、部分矯正のみですべて解決しないかもしれませんが、その部分は了解してもらって、上の歯並び噛み合わせのみ、いわゆる第1期治療を開始しました。
歯並びの幅の拡大に3~4か月、前歯の配列を改善するのにさらに半年くらいとお話して開始しました。
実際はもっと良好に噛みこんでいますが、それはさておいて8か月後に一旦終了で、固定開始。
この患者さん、第1大臼歯の形成が遅れていて9歳でまだ出てきていませんので、固定のバンドは乳歯の奥歯を利用しています。
この時点のX線検査ではもうしばらくで出てきそうです。
この後は数年間、すべて生え変わるまで、成長発育も含め経過観察。
仕上げの治療が必要になるかもしれませんので、第1期治療は迅速にコンパクトに行って終了、すっきり中休みが良いと考えています。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam