熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

不用品の処分

2016年07月12日 | 日常
捨てるのが嫌い、というか捨てられない性分。

最近、ゴミとして捨てたもので一番辛かったのが「アイボ」。
どこも引き取り先がみつかりませんでした。

カーテンや風呂敷でも、送料や会費がかかってもネットで引き取ってくれる団体を探し出して、送ったりしています。
(パキスタンで利用されるようです。バングラデシュじゃなくて。)

なぜか大昔からの風呂敷が大量にみつかりました。
昔は家紋を入れた風呂敷も嫁入り道具のアイテムだったようですね。
ハンカチも大量にありましたが全部発送してすっきり。

買取業者に査定してもらったのが、今のところ着物と本。
どちらも2社当たってみました。
本を捨てに行くのは大変な肉体労働であり、玄関まで着払いで集荷に来てもらえるのはありがたいです。

専門書を扱うN-スブックセンターには、2回お世話になりました。
本が到着した当日に即査定リストが送られて送金も迅速です。
30冊以上送るのが着払いの条件で、通算70冊以上送りました。
「今回値段がつかない本はありませんでした。」とあり、最低10円はついています。
専門書とありますが、おおざっぱに小説以外送ることにしました。
展覧会のカタログまで送ったらそれもちゃんと値段がついて大喜び。
「マンション大規模修繕費を?割(失念)安くする方法」という新書がずいぶん高値だったり、
40年近く前にアメリカで買ったテレンス・コンランのボロくなった写真集も高値。
日焼けしてあまりに失礼かなと思いつつ送った写真家が書いたピカソについての本も120円!
どんな傾向のものが値段がつくのかさっぱり予想がつきません。
2回あわせて7,600円以上になりました。

もう1社はBックオフ。
査定まで3日くらいかかりました。
小説や昔のベストセラー関係や漫画も含め40冊以上送りましたところ、値段がついたのがたったの13冊。
永六輔氏の「大往生」等もありましたが値段がつきませんでした。
(ご冥福をお祈りいたします。)
値段がついたといっても、1円とか6円とか一桁が多く、もう一社との違いに愕然。
合計600円でお買取下さいました。

可愛そうなのが着物。
査定しにきた業者さん、2社とも買取意欲なし。
団塊世代の大放出で値崩れしているとか。
金の値段が上がっている、とその話題をどちらもされましたが、
うちには貴金属ありませんから。

本で一番高かったのものでも、せいぜい2万円ですが、着物は何十万のものが多数。
本に800円くらいの値がつくのに、総絞りの振袖でも200円也。
少し前は500円くらいが相場だったそうな。
ネットの誇大広告ぶりを突っ込みたくなったけど時間の無駄なのでやめました。
羽織、コート、名古屋帯、喪服、留袖、紋付、シミあり、引き取れない条件多し。
和ダンス2棹分で3000円くらいの査定。

1社に少しだけ買取り依頼して、後のものは着物好きの知人を思い出してお譲りしました。
襦袢やぞうりバッグ小物にいたるまで一切合財。

養蚕、機織、染め、刺繍、などなど様々な伝統的な工程が頭を駆け巡り、
あまりにも粗末な扱いをすると罰が当たりそうと思います。

買えば着物はお高いのに、この値段の暴落ぶりは何たること!

着物業界の未来はあるのでしょうか。

片付けはまだまだ続く。。。




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