熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

アクセサリー売り場で

2017年03月05日 | 日常
1000円からせいぜい2万円くらいの雑多なアクセサリー屋さん、
変わってるな面白いなと思うものを見つけて、すごくお値段以上だったら大喜びで買う。
いろいろ物色していたら、他のお客の大きな声が。

「もう年だからお洒落しないの。今は仕事もしていないし。
アクセサリーも却って顔を目立たせてしまうものなのよ。
なるべく顔が目立たないようにしたいの。」

だったらなんで商品見てるのか?

あげくの果てに
「もう顔をベールで隠したいくらい!!!」
とのたまった。

店員さん
「・・・・」

その80過ぎくらい?のお客の顔を思わず振り返って見てしまった。
しっかり目が合って、にっこりお笑いになる。
派手な顔立ちで、かなりの厚化粧。
真っ赤な口紅にしろ、顔を目立つようにしているとしか思えない。

若い頃は美人だったに違いない。
何も買わずにスタスタ出て行かれた。

な~るほど、店員さんに「何をおっしゃいます!そんなにおキレイで若々しくていらっしゃいますのにもったいない!」と言われたかったのでありましょう。
そうすればネックレスの2,3本買って行ったでしょうに。

話好きて褒めてもらいたがりのご高齢女子に時々お目にかかる。
バスの中で知らない人に何となく話しかけ、そのうち「私、いくつに見えます?」
「え~!!!93歳???見えません!!!」と驚いてもらうのを趣味にしていそうな方、いました。

一昨日は亡き母の誕生日。存命なら87歳。
ご近所で母より1歳上の方がいて、昔から出会うと「老い」を散々お嘆きになるのですが、先日、久々にお見かけしたら本当にお元気そうでおキレイ。
今度、思いっきり褒めて差し上げましょう。

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