熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ある100才以上の方

2010年08月10日 | 日常
母が病院で読むために借りた長岡輝子著「老いてなお、こころ愉しく美しく」、
すぐ読めて、元気がもらえて母には効果抜群でした。
幸い抗癌剤の副作用もフツーで、一人で荷物まとめて退院してきました。
これで、薬の効果が出てくれれば言うことナシです。

ワタシもチラチラと斜め読み。
10年前、92才で書かれた本。
90才を過ぎて本が書けるなんて素晴らしい。

実は本を借りた時、失礼ながら生きていらっしゃるかも存じ上げなくて。
まだご存命で、102才でした。

昔、BSの「世界わが心の旅」という番組で、二十歳で留学したパリを訪問されているのを見ました。
「おしん」の北国のお婆さんていうイメージが覆されたのを覚えています。

今、家族崩壊、没交渉から起こった事件が話題になっていますが、
温かい絆で結ばれた、こんな素敵なファミリーもいるのですね。

長岡家はインテリ一族で芸術家が多いのにびっくり。
そういうタイプは個性的でバラバラになりそうなのに、お互い刺激し合って、とても仲良しなので又驚きました。
プラスの連鎖、相乗効果です。

「大手術後の姪の澄子の演奏会」という章もあるのですが、
澄子さんとは、なんとチェリスト倉田澄子さんなのです!

全然存じませんでした。(やっぱりチェロ暦浅いね)
何かと立派な素晴らしい姪御さん。

さて、この本を借りたキッカケが可笑しい。
名著「適当日記」は随筆コーナーでなく、
演劇コーナーでした。へぇ~。
棚の端で大きな本に押しつぶされ、見落としそうでした。
その近くで「老い・・・」の文字が見え、コレ、ばーさん用と、ごく単純にピックアップしただけなんです。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます! (CLOVER)
2010-08-12 23:25:10
ほっと一安心ですね。おめでとうございます^^

長岡輝子さんの本のお話にそそられて,私も読んでみたいと思いました。

楽しい夏休みを!!!
返信する
ありがとうございます! (フルフルハウス)
2010-08-13 11:25:56
まだまだ暑いですが、退院後も元気なので助かります。

濃く長生きをされている方のことを知るのは、なかなか面白いですね。
母から、他の著書も借りるよう頼まれています。

あ、同じく北国出身鶴我裕子さんの「バイオリニストに花束を」も借りたのですが、爆笑モノ。面白かったです。
返信する

コメントを投稿