熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

初レッスンはモーターの音?

2005年03月03日 | チェロレッスン

待望の初レッスン!
体験レッスンがあったとは言え、得体の知れないワタクシメ相手にいきなり1時間個室で指導していただくのも、ご苦労な事と思って事前に自己紹介を書いて持参した。
あとで読んでいただくようにお願いした。
氏名年齢、職業、音学歴、習う動機、希望などを書いたら、だいたいA41枚。
特に強調したのは、何十年も遅れて習うので未来は短い。
なので、できるだけ心に響く音楽で練習させて下さいということ。
冬ソナを弾きたいわけではありませんが、例えばそういうこともあり、でお願いしますと。

サイレント「ぎいのすけ」を買った時のおまけビデオの中で、古川センセイが「アメイジング・グレイス」を初心者に指導なさっているのですが、ちゃんと楽譜も入っていました。
生徒が先に弾いたあと、続けて古川センセイが中級バージョンで弾くと、同じ楽器とは思えない音色とメロディー、表情で初めて見た時オ~!と叫んで涙ぐんでしまいました。
ウチでこれを見た人はみんなオ~!と言いました。
白い巨塔、ヘイリーでも涙ぐむのでこの曲は私の涙腺の友かも。

何度再生したことか…いつか私も弾くのだ!
初級部分を繰り返し練習していますが、スラーがなかなかきれいに弾けません。
そこで自己紹介の紙と一緒に、いつか教えて下さいと楽譜もお渡ししておきました。
これは簡単ですからいつでも大丈夫ですよ。と言って下さってホッとした。

さて、相変わらず開放弦の弾き方チェック。
弓の親指が当たる部分、持ちやすいように包帯が巻かれていた。
奏法は様々ということを知りました。
脱力と言う点では共通ですが、持ち方や手首の使い方が今まで思い込んでいたのと微妙に違うのです。
先生はとても華奢な方なのですが、先生の言われる(フランス伝来とか)疲れない弾き方、合理的に大きな音を出す方法をマスターされるまで、本当に辛い時期もあったそうだ。

いつまで経っても肩と肘で押すような弾き方になってしまうので、延々ご指導下さった。
とっても根気強い先生で感謝感激。

喜びの歌はあっけなくOK。移弦の時の手首の動かし方を覚えること。
今までのように大きな動きをしなくてよい。
「ぎいのすけ」みたいに移弦の時キイキイ鳴らなかった。
子守唄はボーイング練習に時間を取ったので次回。

あっという間の1時間。でも先生には長かったでしょうに。。。
お気の毒。。。
変わり者の生徒で失礼いたしました。そしてありがとうございました。

帰り、廊下からエレベーターホールに至るまでヴィーン、ヴィーンというモーターのような音がした。
どこか工事かしらん、と思いつつエレベーターに乗っても同じように聞こえる。
とたんに、顔から火が出そうになった。私のバッグからだ。
何かのはずみでMDレコーダーの再生スイッチがONに!

記念に初レッスンの生チェロを録音したのですが、こんな音とはもうガックリです。

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