東京地方に思わぬ積雪があったため、そちらを先に取り上げて書き損なった話題がある。今回は遅ればせながらの話題を幾つか。
先日の新聞の「人」の紹介欄に興味を引いた。いわく「統計を使って米大統領選の結果を完璧に予想した」という紹介である。 このアメリカ人は先の米大統領選において、大方の世論調査や評論家が「行方の分からない接戦」と予想する中、一貫してオバマ氏の勝利を断言し、しかも全50州での勝敗を的中させたとのことだ。彼は各種世論調査の結果にいろいろな要素を加味した独特の統計技術を追究し、野球の選手の活躍を予測するシステム開発などに成功したのだそうだ。今回の大統領選でも「野球と同様、政治評論家の分析は本質を見ていない」として、自分の開発したシステムを使って予想を見事的中させ、ニューヨーク・タイムズと契約を結ぶまでになったというわけなのである。
共産党一党支配の中国における、政府の報道機関に対する前近代的で厳しい言論統制は知られているところだが、今こうした圧政を批判し報道の自由を求める動きが起きている。
「南方週末」という地方紙の新年特別号の記事に対して削除や差し替えなどの改ざんを当局が厳しく要求。これに抵抗する記者たちの声がツイッターで伝えられて、ネット上で支援の声が上がったり支援デモにまで発展したため、当局が揉み消しに躍起になっている。この事態は国際的にも注目され、就任早々の習総書記も危機感を持ったようで、収束のためいずれトカゲの尻尾切りが行われるのであろう。
「2020年五輪をイスタンブール(トルコ)に譲っては」という投書があった。
今年の9月に正式決定される2020年の五輪開催地の東京誘致に向け、猪瀬新東京都知事を先頭にいよいよヒートアップしている。前回1964年の東京オリンピックは戦後日本の復興を象徴するイベントとして今に語り継がれている。私にとっても大学に入学した年のことであり、大学のグランドが公式練習場になっていてたくさんの外国人選手で溢れていたり、サッカーの試合を見に行ったり身近なでき事として鮮明な記憶がある。あれから56年後の五輪を東京で再び、というものである。
日本中が一つになって熱狂できる、経済的効果も測り知れない、成熟した日本を世界に見せたい、大災害からの復興の姿を見て欲しい・・・等々、いろいろな期待をはらんでの誘致活動である。これに対しては熱い思いで支援する人ばかりではなく冷めた目で見ている国民も少なくはない。ただ、そうした声は東京での開催についての賛否論でしかない。これに対して冒頭の投書は、上にも挙げた様々な期待はあるものの、「トルコはアジアと欧州の接点にあたる国であり、初のイスラム圏の開催になるのでイスタンブールが最適だと思う」としている。 我が国での開催に賛成とか反対という観点ではなく、他の候補地との比較で他に譲ろうではないかという、こういう見識に目が開かれた。
書き損ねた話題ではないが、ついでにもう一つ。テニスの全豪オープンでクルム伊達公子選手が1回戦に勝ち、42歳での勝利は大会史上最年長になるとのことだ。それも世界ランキング100位の伊達選手が同12位のシード選手を圧倒しての快挙である。前回全豪で勝ったのは17年前、「あの頃はテニスが嫌いだったが、今はテニスが楽しい」と言っている。
1996年に現役引退、12年後の37歳の時に「若い選手に刺激を与えたい」と現役に復活したが、その後の活躍は皆さんご承知の通りで、しかも「今はテニスが楽しい」とまで言うのだ。ご主人は世界一流の自動車レーサーで、夫婦が別の競技でそれぞれ世界の檜舞台で戦っている。本当に「ダテではない」現役復活に心を打たれる。
[洋ラン]
雪がまだ残る屋外に対して、神代植物園の温室は一年中ヌクヌクの亜熱帯。先般の「ベゴニア」に続いて、今回は「洋ラン」に登場してもらうことにした。ここの温室の洋ランのコーナーには園芸に弱い私でも知っているカトレヤ、シンビジューム、デンドロビュームなどの他、ミルトニア、オンジューム、ファレノプシスなど聞いたことのないよう種類のものが展示されている。私などはどれがどれやら分からないのだが、美しいことは実に美しい。まあ、だから園芸花として人気が高いのだろうけれど・・・。以下はおびただしい数の展示の中からちょっとだけの紹介である。
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