フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

ザリガニ取り

2012-05-27 22:29:13 | 日記

   穏やかな天候の週末、井之頭池から流れ出る神田川で大勢の子供たちが水遊びに興じていた。水深は10~20センチ、水は澄んでいるとも言えないが川底は透明によく見える安全な水場である。ここは日頃から親子のザリガニ取り遊びの姿を見かける場所である。余りたくさん棲息しているわけではないが、それでも”釣果”をよく目にする。この日はすぐそばの広場で親子連れグループがピクニックをしていて、その子供たちが水遊びをしていたのである。
   
   遊びはスルメを餌にしたザリガニ釣りか玉網による小魚すくいであった。私も小さいころはよくザリガニ釣りをした。餌は現在のようにスルメも使ったが一番よく釣れるのは蛙であった。田んぼや小川の青ガエルを網で捕まえて、皮を剥いてタコ糸に結びつけるのだが、これは本当によく釣れた。  今は東京近辺で青ガエルなどいないから、手っ取り早いスルメである。蛙より効果は落ちるが、スルメより釣れるのは殻を剥いたザリガニ自身の身であった。でも今はザリガニ自体が”貴重品”であるから、そんな勿体ないことはできないであろう。
  
   それと時折見る獲物はどうもニホンザリガニのようだ。かつてはニホンザリガニより大型で殻が赤くてゴツゴツしたアメリカザリガニが川に田んぼに大繁殖していて、悪者扱いをされていたものである。鋏(手)で鋏まれると本当に痛かった。
   ザリガニは泥水に棲んでおり、見かけもいかついので余り食用にはしなかったが、食べると美味しいものである。ただ、頭の部分を取り去り、殻を剥くと身はほんの少ししかないので、バケツ一杯くらい取っても食べられる身はドンブリ一杯分くらいしかなかった。 

     水遊びを楽しむ子供たち

         何を取っているの?

  こちらはザリガニ釣り   

               岩登り?

    「ザリガニがいた!}の声に一斉に川を覗き込む 

   こちらはカップル?のカルガモがのんびりと 

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シャクヤク(芍薬)

2012-05-25 18:42:50 | 季節の便り

   前号は見頃を迎えた神代植物園のバラ(薔薇)の紹介であったが、今日は同じく見頃になっているシャクヤク芍薬)である。
   「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人の姿を例えたことばがあるように、シャクヤクは花の中でもボタン(牡丹)などとともに美しさを代表するものなのであろう。
   シャクヤクとボタンは見たところよく似た花で、ボタンは「花王」(花の王様)、シャクヤクは「花相」(花の宰相)と並び称されるのだそうな。しかし、ボタンはボタン科の木であるがシャクヤクは木ではなく草なのである。また、花言葉はボタンが「高貴」「富貴」「壮麗」などと大変華やかなのに対して、シャクヤクの方は「はにかみ」「恥じらい」「内気」などと、華やかさとは縁のないような名が付けられていて、これは大分違いがあるものだ。 

      

       

   

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人、人・・・バラ、バラ・・・

2012-05-23 14:13:54 | 季節の便り

   既に恒例のバラフェスタが開催されていたものの、開花が遅れていた神代植物園のバラ薔薇)がようやく見頃を迎えている。
   昨日は冬への逆戻りとも思えるような寒い雨の一日であったが、今日は一転汗ばむ夏日の陽気となり、その中を大勢の人がバラ園に押しかけた。その数、バラの数よりも多いのではないかとさえ思わせるほどである。


     バラを見に集まった人、人、人・・・



                   バラの数より人間の数の方が多い?

      
               さすがに植物園の花形中の花形、バラの姿は美しい

       この日は夏のような陽気で、日傘の列ができた


 

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金環食

2012-05-21 13:04:56 | 日記

   もう大フィーバーで日本中の関心を呼んでいた今日の金環食、太陽グラスも買って期待に胸を膨らませてこの日を迎えた。今朝の東京地方の天気の予報は曇でちょっとがっかりしていたのだが、幸い雲間から見事な金環日食が観られた。いずれ報道で繰り返し写真やVTRを見ることになるだろうけれど、やはりライブで観るのは感動が違う。

   手持ちのデジカメで試しに撮ってみたのだが、あまり感心したものにはならなかった。
   左は雲がフィルターになった日食中の太陽、金環が見えない。右はカメラに太陽グラスを当てて金環を撮ったもの。手振れなのかハレーションなのか不思議な画像になった。
         

   ところで、今年の日本は天体ショーの大当たりなのだそうだ。これから6月6日には金星が太陽面を通過するのが観測され、8月14日には同じ金星が月の後ろに隠れて見えなくなる「金星食」というのが見られるのだそうだ。天文ファンでなくとも興趣そそられる天体のイベント続きである。

[今日の花]

左下=エゴノキ(別名チシャノキ:エゴノキ科)
右下=トキワサンザシ常盤山査子:バラ科) よくピラカンサと呼ばれるが、ピラカンサはタチバナモドキなどを含むトキワサンザシ属の総称なのだそうだ。 

          

左下=ハハコグサ母子草:キク科) 春の七草の「ゴギョウ」はこれのことである。
右下=カザグルマ風車キンポウゲ科) テッセン、クレマチスなどの仲間で家庭園芸でお馴染み  

                  

左下=コウホネ河骨または川骨:スイレン科) 多年生の水草である
右下=ヘビイチゴ蛇苺:バラ科)の実  何となく毒々しい赤色で余り親しまれないところがある

           

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茶摘み

2012-05-19 22:13:58 | 日記

            


   ♪♪ 夏も近づく八十八夜  野にも山にも若葉が繁る
    あれに見えるは茶摘みぢゃないか あかねだすきに菅の笠 ・・・・・

   過日、安全見守りのボランティアをしている小学校の音楽室からこんな歌声が聞こえて来た。お馴染みの童謡唱歌「茶摘み」の曲である。
   八十八夜というのは立春の日から数えて88日目を言い、その頃が新茶の摘み頃なのだそうだ。東京でも狭山など茶所があるのだが、一般に茶ノ木にお目にかかることは少ない。
   冒頭の写真は神代植物園のチャノキ(茶ノ木)の若葉である。チャノキはツバキ科の木で、葉は肉質でツヤがあるが、若葉は淡緑色で葉は柔らかく、この柔らかい葉を丁寧に摘み取って釜炒り(加熱)をし、手揉みで茶葉を針状にし、さらに乾燥して”お茶の葉”が出来上がる。

   新幹線で静岡県を通る時によく見かけるが、大体茶ノ木は傾斜地で栽培されることが多いようだ。それと太陽にかんかん照りに晒されるより、少し霧がかかるくらいの所の方が柔らかく味のよい茶葉ができると聞いたことがある。
   私も九州勤務の折、社員の家の茶を摘ませてもらったことがある。日当たりのよい平地の茶畑ではなく山地の茶ノ木で、摘み方を教えてもらって背負子に摘み取った。お茶に加工するのは素人にはできないので、茶工場で賃加工してもらったが、出来上がったお茶の美味しかったこと。自分で摘んだという思い入れもあるかもしれないが、よい葉を選んで一枚一枚摘んだ茶葉であり、そして超新茶である。2年続けて摘ませてもらったが、正直の話この時のお茶を超える美味しいお茶に出会ったことはない。

  なお、お茶の馥郁としたうま味はテアニンというアミノ酸が主成分で、テアニンには心の鎮静、リラグゼーション効果があることが知られている。それが多く含まれるよいお茶にはそんな効果があるのである。


[今日の散歩道]

   目に優しいメタセコイア曙杉:写真上2枚)の新緑とクロマツ黒松:同下2枚)の花

   

           

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