フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

迎える11月

2011-10-31 20:21:10 | 季節の便り

   今日は10月も最後の日、肌に心地よい秋晴れとなった。明日からは11月に入る。
   日本では秋たけなわと言ったところなのであろうが、タイの洪水は広範囲にわたり大変な被害を出しているようだ。浸水は首都バンコクにまで及び全土的に家屋や農作物は言うに及ばず、先進工業国から誘致した自慢の工場地帯までもが甚大な被害を蒙り、国家的な危機状況と報道されている。
   日本の企業も自動車工業をはじめ多くの工場が生産停止に追い込まれ、国内での大震災の被害と相俟って、「泣きっ面に蜂」などでは済まされない深刻な打撃を受けている。日本の企業・産業はこうした被害や異常な円高により厳しい状況に立たされているが、11月を迎えて局面もよい方向に転ずることを願わざるを得ない。

   さて秋も本格化し、すでに北の地方や山間地からは紅葉の便りが届いているが、東京地方ではカエデの紅葉はまだまだである。晩秋と言うのか初冬と言うのか、例年見頃は12月に入ってからである。それでも木々の葉は少しずつ色づいて来た。

     

   上の写真左はユリノキ(百合の木)。葉の形が半纏に似ているところからハンテンボクとも呼ばれる。モクレン科の高木で5~6月に白い大きな花を咲かす。大木で高い所に咲くためコンパクトカメラでは写真が撮れず、花の紹介ができずにいた。
   右はラクウショウ(落羽松)、別名ヌマスギ。樹形や葉が美しく人気のあるメタセコイアと見た目は区別がつかないが、羽状の葉が対生しているのがメタセコイア、互生しているのがラクウショウと見分けるとよい。

   下はケヤキ(欅)とその落ち葉(写真右)
      


   左下のカクレミノ(隠蓑)は常緑樹なので、黄葉したり葉が落ちることはないのかと思っていたのだが、このような黄葉を見つけた。
   秋は日が暮れるのが井戸のつるべを落とすように速いというので「秋の日暮れのつるべ落とし」と評される。右下の写真は午後5時ごろのものである。

        
        カクレミノ(隠蓑)の黄葉       「つるべ落とし」と評される秋の夕暮れ


   そして、サザンカ(山茶花)。一輪ずつポチポチ咲いたものが10月18日に「走り咲き」として登上したが、すでに満開状態の木も見かける。 秋から初冬へ・・・装いを変えつつある自然にも出会うようになった。
 

 

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新聞を読んで(ドラフト会議)

2011-10-28 21:54:04 | 新聞を読んで

   昨日はプロ野球のドラフト会議が行なわれた。12球団の戦力均衡化や契約金の高騰防止、また法外な裏金で選手を釣らないように、とプロ野球界のさまざまな思惑が絡んで「公平」を期して行われて来たものだ。
   今年のドラフトは、東海大学の菅野投手、東洋大学の藤岡投手、明治大学の野村投手の大学野球3羽ガラスに東海大甲府高校の高橋内野手を加えた4人が目玉として注目されていた。ドラフト当日朝の新聞では12球団の一位指名選手の予想が載っていた。
   この中で高野投手は巨人の原監督と伯父・甥の関係、本人も巨人志望で、巨人は昨年から一位指名を公表するなどして他球団を牽制して来たため、単独指名と予想されていた。しかし蓋を開けると、日本ハムが一指名に入り、巨人との抽選の結果指名権を獲得してしまった。日ハムが一位指名した時と抽選で指名権を獲った時には会場から大きなどよめきと拍手がわき起こったそうだ。ドラフト制度を歪めるような巨人のやり方に対して快哉を叫んだのであろう。
   このことについて、新聞の名物スポーツ編集委員は「巨人よ、これがドラフトだ」というコラム記事を書いていた。
   このほか、4球団から指名が予想された藤岡投手は3球団から指名されてロッテが指名権、3球団が予想された野村投手は広島の単独指名となるやや意外な展開。 高校生の高橋選手は3球団から一位指名され、中日が指名権を得た。
   結局12球団の一位指名権の選手はこの4人を含めて社会人3名、大学生4名、高校生5名と、バランスのとれた内訳となった。
   今年異色の指名選手として、硬式野球の経験がないソフトボールの選手が日本ハムから7位指名を受けたとして社会面に紹介されていた。ずいぶん昔の話であるが、陸上のやり投げの選手がプロ野球に入ったことに比べれば驚くには値しないだろう。

 [今日の花]

チャノキ(茶の木)
   所謂「お茶」の木である。低木でしかも下に向いて咲くので花は目立ちにくい。ツバキ科の植物で、やや小ぶりだがいかにも「ツバキ」らしい5弁の花である。

       
      少し小ぶりだがツバキ科らしい花の姿     開花を待つ蕾たち(薄緑色)

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カマキリとの交流

2011-10-26 09:59:41 | 日記

   汗ばむほどの昨日と変わって、今日は”秋冷”の言葉にふさわしい日となった。ここ数日は似たような天気が続くとの予報である。
   昨日更新したブログには紹介しきれなかったのだが、昨日は神代植物園で思いもよらぬ経験をした。「カマキリとの交流」とでも言うのであろうか、こんなことがあるのかと思うので披露をする次第である。

  家内と、秋のシーズンで賑わっているバラ園を見渡せるカフェテラスの椅子に腰掛けて休んでいた時のこと。ふと、私のズボンの膝下に一匹のカマキリが取りつき、脚を昇ってきた。
   一瞬払い除けようとしたが、ちょっと様子を見ることにした。すると今度は腕に飛び移り、そのまま手のひらに辿り着いた。カマキリでもセミでも6本の足はギザギザしていて、素肌には余り感触のよいものではない。しかもカマキリは見た目も不気味だ。しかし、カマキリに咬まれて腫れたとか痛い目に遭ったとか言う話も聞いたことがないので、手のひらに停まったカマキリをじっと観察していた。

     私の手のひらに居すわったカマキリ


  もう一方の手の指をカマキリに近づけると、前脚を上げてボクシングのファイティング・ポーズのような格好をした。明らかに敵対的な姿である。手を引っ込めて今度はしばらくカマキリの正面から笑顔を見せていたら、前脚を引っ込め犬の「お座り」のような格好になった。嘘みたいな話だが、下の写真をよく見ていただきたい。

 なついて「お座り」をする?カマキリ

   その後カマキリは私の顔を見つめたり、首をかしげるような仕草をしたり、とそんな状態が10分以上続いただろうか。隣で休んでいた家内もこの”交流”を興味深そうに眺めていた。そしてカマキリが私の腕を昇って肩に乗ったので、家内が手で地面に放してやった。
   犬・猫や牛・馬などのペットや家畜は人間の気持ちを感じとって、なついたり嫌ったりするが、このような虫にもそういう情があるのか、と不思議な経験をした。

 

 

 

 

 

 

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時ならぬサクラ?

2011-10-25 18:48:30 | 日記

   今日は一日、快的なというより汗ばむほどのよい天気に恵まれた。都内では日中27度近くまで温度が上がって、半袖に着替える人も多かったことと思う。下の写真のように抜けるような青空にうろこ雲(いわし雲とも言う)が広がった。

          

   ところで昨日の夕方、車のテレビで「日本各地で時ならぬサクラ(桜)の狂い咲き」というニュースが流れていた。秋から冬にかけて咲く種のものではなく、咲いているのを見た人が「こんなの初めて」とコメントしていた。異常な陽気のせい、ということらしい。
   秋から冬にかけて咲くサクラの一つとして、12日のブログで井の頭公園で見かけた「ジュウガツザクラ(十月桜)を紹介したが、今神代植物園では以下の3種類のサクラが咲いている。
 
ジュウガツザクラ(十月桜)    フユザクラ(冬桜)        コブクザクラ(子福桜)
  

  いずれも花弁は小ぶりで花数が少なく、春爛漫を謳歌するサクラの華やかさは全くない。


   先日は神代植物園の「秋のバラとダリアの競宴」をアップしたが、今日はまだまだ見頃の続くダリア園でその美しさに魅入れられたカメラマンの姿を紹介してみたい。

              ダリアに魅入られたカメラマンたち




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早朝の井の頭公園

2011-10-24 09:29:14 | 日記

  井の頭公園の早朝散歩は、私の会社現役時代の一番の趣味であり、またこのブログのタイトル「フォレスタの散歩道」のルーツともなっている。会社をリタイアした現在では、朝寝床でゆっくり新聞を読むことが一つの趣味となっていて、特に土日などは日中に散歩することが多い。いずれにしても「散歩道」と名付けた大きな動機なのである。もう半分の「フォレスタ」の由来は、井の頭公園の森をイメージしたものであり、また私の姓の一部である「林」に因んだものでもある。今日は久しぶりの早朝散歩である。

       

  まず左上の写真は公園の西端間近かの交差点。この時間はまだ車の通りも少なく、道路はガラガラなのだが、信号機だけは几帳面に働き続け、行き交う車もないのに赤信号で車が止められている。他に車がなく超安全なのが分かっていても、この車は交差点を通ることを禁止されているのだ。信号って何のためにあるの? 安全のため? こんな光景は全国にゴマンと見られよう。アイドリング・ストップなど勧告したところで、無駄なガソリンを浪費させ、地球温暖化に大いに貢献(?)している。これに膨大な時間の無駄使いが加わり、経済上環境上こんなバカな話はない。深夜早朝は黄色または赤の点滅信号で十分である・・・そんな交差点が日本中に無数にある。

  右上は24時間営業のコンビニ。客が誰一人いない中でレジの店員(店長?)が頑張っている。確かにコンビニエンス・ストアとは「便利商店」を意味していて、今や各店競って24時間営業をしているが、これも無駄が気になった。

      

  散歩する前につまらぬ愚痴になってしまったが、さて公園に入ると左上はまだ朝明けやらぬと言った感じの樹林の中の歩道。人の通りも見えない。ところが右はこの樹林のすぐ横にある西園グランドの写真。開放された空間で明るく、すでにかなりの人数のジョガーやウォーカーが、朝の新鮮な空気を吸いながら思い思いに楽しんでいた。

       

   この時間帯、ジョギングやウォーキングに次いで目につくのが犬の散歩。日課として毎日散歩をしていることが多く、犬同士・飼い主同士が馴染みになっている場面をよく見かける。

    

  続いては、ん?十年続いているラジオ体操の集まり。公園内には2つの自主グループがあるが、こちらは池北側のケヤキの木立の間でやっている大きいグループ。特に決まった会員などが集まるわけではないが、大半が常連である。私が早朝散歩をしていた時は必ずラジオ体操に加わったが、当時は年齢的に若手の部類に属していた。因みに人数は気候のよい時期なら200人前後か。それが真冬なると50から60人に減ってしまう。




上左:グランド脇にあるアスレチックで体を鍛えているシニア達
上中:静かに整列して営業時間を待っているスワン・ボート
上右:そしてこの時間にも散歩する人に交じって仕事に赴く人がいる



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