フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

性懲りのない稲田防衛相の問題発言/稲田・豊田問題、テレビ各局の取り上げ方/やはり銀座だ「GINZA6」

2017-06-29 18:45:04 | 日記

   またまた稲田防衛大臣が軽率な発言で問題になっている。これまで失言の数々で物議をかもしたり、国会で進退問題に発展したり性懲りもないお人である。腕ききの弁護士出身ということだが、国会議員としては信じ難い資質である。
   今回は都議選で板橋区の自民党公認候補に「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いをしたい」と応援演説をした。防衛省や自衛隊が自民党の組織であるかのような発言が大問題になることは当たり前。特に戦闘組織の自衛隊を前面に出して選挙協力を要請するなど言語同断。何度問題失言を繰り返すのであろうか。これが他の大臣ならまず間違いなく更迭されているであろう。先の豊田絶叫暴言議員は直ちに離党を余儀なくされた。しかし稲田大臣は安倍首相お気に入りの秘蔵っ子で、彼女を切ることは自分の顔に泥が塗られることになるので、とことん守り続けている。節操も潔さもなく、まあ見苦しいことこの上ない。他の自民党議員も口出しが出来ず、苦々しく口をつぐんでいるしかないのか。都議選では逆風が吹く自民党の候補者たちには「もういいかげんしてしてくれ!」と叫びたいところであろう。

   ところで現在話題になっている稲田・豊田両問題に対しての各テレビ局の取り上げ方について、今日の朝刊のテレビ欄に出現している数を比較してみた。NHK総合は両者ゼロ、日本テレビは稲田1+豊田1、テレビ朝日は稲田4+豊田2、TBSは稲田4+豊田4、テレビ東京は両者ゼロ、フジテレビは稲田2+豊田6となっている。
   私はこれを次のように見ているのだが如何なものであろうか。
  ➀NHKはニュースでは放送しているが、あとはスキャンダルとして政治問題化を避けている ②日本経済新聞系列のテレビ東京は政治問題は始めから扱わない ③政府・自民党寄りと言われる読売新聞系列の日本テレビはこの問題を避けて通りたい意向が見える ④最も右寄りと評される産経新聞系列のフジテレビは圧倒的に豊田問題を取り上げ、都議選への影響の大きい稲田問題をカモフラージュしている ⑤政府・自民党に批判的なスタンスの朝日新聞系列のテレビ朝日と毎日新聞系列のTBSは稲田発言を重大問題視して取り上げている。

   都心で昼食をした後時間があったので、一人で銀座に出て今話題の商業施設「GINZA SIX」に寄ってみた。オープンして間もないからか、平日というのに外国人を含めて大変な客の入りであった。お目当ての観世能楽堂がある地下3階には入れず、地下2階でジェラートを食べた後、下層階の美容品フロアーを飛ばして6階の蔦屋書店とレストラン街を目指した。エスカレターで昇るとまず目に付くのが6階までの吹き抜けに吊り下がっているバルーン様のオブジェ。赤い水玉模様のそれは素人目にも草間彌生の作品と分かる。帰ってからネットで確認したらやはりそうであった。カボチャをイメージした作品とある。
   蔦屋では斬新な書架とゆったりした試読のスペースに驚いた。私が知らないだけなのか、今まで見たことがないスタイルの書店であった。また6階から直行のエレベーターで上る屋上庭園もなかなかしゃれていて、銀ブラ客のオアシスになりそうだ。緑の木陰や芝生、子どもが遊べる水場などがある。桜の木がかなりの本数植えられていて、春には花見もできそうである。
   ありきたりのショッピングモールなどでは済ませられない、「やっぱり銀座だな」という感があった。

写真は順に、吹き抜けを飾る草間彌生の作品、斬新な蔦屋書店の書架、試読などが出来るゆったりしたスペース、緑や水場のある屋上庭園
     
                      

 

 

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日中戦争及び南北朝鮮問題に関係する場所の思い出/天才・神童を超えたヒーローの出現

2017-06-27 15:19:54 | 日記

   日本と中国が全面戦争に突入するきっかけとなった1937年7月の盧溝橋事件。間もなく事件発生後80年を迎えるに当たり朝日新聞が25日の紙面で特集記事を掲載した。日本軍が中国東北部に兵を進めて満州国を建国してから日中戦争、太平洋戦争そして無条件降伏の敗戦に至るまでの歴史をなぞる形で1ページを割いている。その冒頭が北京郊外の盧溝橋での日中両軍の武力衝突であった。私は日本語教師として北京滞在中に主任教師のご家族との旅行で盧溝橋を訪れたことがあり、いつだったかそのことをブログに取り上げたことがある。
   盧溝橋はマルコ・ポーロがその著書「東方見聞録」の中で世界中どこを探してもない美しい橋と評し、そのことから西洋では「マルコ・ポーロの橋」と呼んでいることを知った。石造りのアーチ橋で、市街を守る城郭には銃撃の弾痕が生々しく残っており、「抗日戦争記念館」があって私も中に入って歴史資料等の展示物を見学した。周りは中国人ばかりだったが幸い何のトラブルも起きなかった。
 

  翌26日(今日)の朝日新聞の一面トップには韓国の朴槿恵前政権が北朝鮮の金正恩委員長の失脚とか暗殺を企てていた、との記事が載った。物騒な計画だがあり得ないことではない。韓国では保守と革新の政権が変わるたびに対北朝鮮政策を転換させて来たと、その簡単な経緯も載せているが、私の記憶にまだ新しいのが金大中韓国大統領と金正日北朝鮮総書記との首脳会談によって雪解けムードが一気に高まった時のこと。00年の会談後間もなくに韓国に出張したことがあり、南北国境線の高台からイムジン川を隔てた対岸の北朝鮮を監視する展望台を訪れた。展望台は望遠鏡で監視するだけでなく、北朝鮮に向けて教宣放送を流しているのだが、我々が訪ねた時は南北の融和を歓迎するように資料館のような建物の中は北朝鮮の事物の展示会場のようになっていた。その時私も初めて庶民の日用品などを見て如何に北朝鮮の生活が遅れているかを実感したものである。その後あの展望台の資料館はどうなっているのであろうか。
 
 14歳の中学生棋士藤井四段の快進撃はどこまで続くのだろうか。昨日は単独史上最多の29連勝を記録し、号外の新聞まで出たとか。朝日は今日の朝刊一面トップの扱いである。今や国民の一大関心事になっており、対局のある日の前後は彼が連勝を続けるか大騒ぎしている。私も拍手喝采で見守っているが、どのタイミングでブログに取り上げようか迷っている間に記録の方はどんどん伸びて行くのである。もう「天才」とか「神童」なんていう言葉が月並みにしか聞こえないようなヒーローの出現である。
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東京都議選告示/素晴らしいエリート女性議員の品性/お預けの日本選手初の9秒台

2017-06-25 10:59:15 | 日記

   23日、東京都議選が告示され7月2日の投票に向けて選挙戦に入った。今回は各選挙区での候補者間の戦いというより小池都知事vs自民党の代理戦ということで注目されている。国政選挙ではいつも大きな何か争点があって、それに対する「白か黒か」「勝ちか負けか」に焦点が集まり、候補者の資質は二の次になることが多い。都議選は地方政治の選挙だが日本の首都である重みと、今回は都政の旧弊の象徴とされた自民党都議連とそれを打破して刷新する旗を掲げる小池知事との対決が争点となっていて、国政・都政とも野党第一党である民進党の影が余りにも薄い。私自身はここ何回かの選挙で委嘱されて来たように投票立会人を勤めることになり、投票所で有権者の投票を見守ることになる。

   同じ23日、朝から昼までテレビの報道番組では女性のヒステリックな声が響き渡っていた。女性の正体は自民党の豊田真由子衆院議員。東大法学部卒、ハーバード大大学員留学など輝かしい経歴の議員2期生で、その経歴にふさわしい?「このハゲがっー!」「バカー、死ねエ!」などの甲高い罵声の数々が秘書によってレコーダーに収録され、テレビに流されたのである。こうした罵声、暴言だけでなく殴る蹴るの暴行もあったと秘書の証言も報じられた。元は22日発刊の「週刊新潮」のスクープ記事であり、翌日メディアが一斉に報じたわけだが、さらに同じ自民党2期生の相次ぐ不祥事までが”おさらい”された。朝日新聞の記事を借りると、知人に未公開株を買うよう持ち掛け離党したTM、育休中に不倫発覚で辞職したKM、水害被災地でおんぶされて水たまりを渡ったSM、不倫相手とハワイでウエディング写真を撮り離党したTN、「がん患者は働かなければいいじゃん」と発言したHO・・・そして離党した今回の豊田議員。大半はボスの下でブームに乗って当選したチルドレン、政治家としてのお里が知れるようだ。

   日本人待望の9秒台ランナー1号は誰か? 日本記録はかつて「アジアの風」と呼ばれた伊東浩司選手の10秒00で、以来20年近く破られていない。4年前に高校3年生の桐生祥秀選手が10秒01を出した時は、この男が日本人で初めて10秒を切るものと期待され大いに注目されて来たがその後足踏みが続いている中、リオ五輪での僚友山県亮太選手やケンブリッジ飛鳥選手も初の9秒台に名乗りを挙げている。
   さらに先日、関学大の多田選手が追い風参考記録ながら9秒94をだして、俄かに脚光を浴びた。こうして日本人初の9秒台を争う選手が一堂に会して陸上日本選手権が行われたが、昨日(24日)の男子100メートルは18歳のサニー・ブラウン選手が10秒05で優勝した。またまた9秒台の記録はお預けとなったが、選手層がますます厚くなり10秒を切るのは時間の問題になったようである。

   

  

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将棋界の”伝説”/野際陽子さん/プロ野球交流戦の結果分析

2017-06-21 18:10:01 | 日記

   将棋界の”伝説”と呼ばれる加藤一二三・九段が現役生活に別れを告げた。14歳7か月の史上最年少でプロになって「神武以来の天才棋士」と呼ばれ、以来63年間、77歳の史上最年長棋士となっていた。その間名人位など数々のタイトルを獲得をしたが、順位戦最下位クラスからの転落が決まり、規定によって20日の対局の敗戦で現役引退が決定した。折しも将棋界には14歳2か月の最年少記録でプロに昇進した藤井聡太四段が彗星のごとく現れ、その第一戦が両者での対局となった。この一戦に勝った藤井四段はその後も破竹の勢いで勝ち進んで、今日(21日)負けなしの28連勝という最多連勝記録に並び新たな”伝説”が誕生した。ドラマを見るよりもドラマチックな将棋界の新旧伝説の交代ではある。

   女優の野際陽子さんが先日亡くなった。肺腺がんの闘病中だったとかで享年81歳という。ニュースとしては遅まきながらで取り上げたのは、知的な雰囲気を持った女優さんだったからで、なるほどNHKの元アナウンサー、報道番組の司会でも務められそうなところが他の女優さんと違うところであった。私もよく視る昼のドラマ「やすらぎの郷」では出番を全て収録してから他界した、とプロの役者魂が話題になった。改めて合掌

   プロ野球のセ・パ交流戦が終わった。リーグ対抗ではパ・リーグが56勝51敗(1引き分け)で8年連続で勝ち越したという。昔からオールスター戦では「人気のセ、実力のパ」と言われて来たが、交流戦でも通算でパ・リーグが12勝1敗とセを圧倒している。
   さて、それについて朝日新聞は21日のスポーツ欄でその要因を解説していた。それはDH(指名打者)制を採用しているパ・リーグが有利で、大リーグでもDH制のアメリカン・リーグが優位にあるという。交流戦等ルールが違うチームの試合は主催側のルールによることが多いが、その場合私はDH制を採用している方が不利だと考えていた。何故ならDH制採用のパ・チームのピッチャーは全く打撃練習をすることがないから打席に立てば完全に捨て駒になるが、セ・チームでは打席に立たねばならないから一定の打撃練習はしており9人目の打者の役を果たす・・・という理由である。
   ところが新聞では逆の説が書いてあった。「DH制では攻撃力がアップするため投手はより高い実力が求められ、打席に立たないのでより投球イニングが長くなるので成長もする」という。私の考えとの違いは、投手の打撃力の違いより投手のレベルアップが勝るということだろうか。

  

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インターネット復旧/私の歯の経験を裏付けた新聞記事/空疎に聞こえた首相記者会見

2017-06-20 10:09:33 | 日記

   今月から通信会社とプロバイダーを変え、それに起因するトラブルでインターネットが繋がらなくなった件はやっと解決した。前号では取りあえずケーブルで接続できるようになったことを記したが、さらに無線LANで繋がりようやく元の形に復旧できた。ITに弱い私にとってはやれやれである。最近は電気とガスの販売が自由化されて契約の一本化のメリットを盛んに勧誘しているが、私は携帯・スマホとインターネットの通信会社の一本化に乗っかったわけで、それに伴うトラブルの予測など何の説明もなく契約してした結果であった。

   これも最近書いたことで、私の奥歯が抜けた時に歯医者から「(唯一抜き切れずに残っていた)隣の親知らずが抜けた歯の代役にもなるから入れ歯をしなくてもよさそうだ」と言われたのだが、その後の新聞(朝日)に全く同じ話が載っていた。親知らずは役に立たずに抜くケースが多いが、私のような例もあるというタイムリーな記事であった。

   昨日夕方6時から安倍首相の記者会見があり各テレビ局が生中継をした。私もその時間家にいたので視ることができたが、首相は冒頭に強引な国会運営や加計学園問題への対応などに一定の反省の言葉を口にした。日頃謝罪や反省の姿勢を示すことのない安倍首相にしては珍しいことだが、私には空疎な言葉に聞こえた。もう国会は駆け込みで逃げ切ったのだから「多少の反省のポーズでもしておこう」という腹が見え見えである。「国民の理解が得られるよう丁寧に説明をして参りたい」と言うなら、国会を延長して審議のやり直しをしてもらいたいものだ。
   同じ昨日の夜のNHK「クローズアップ現代+」では、文科省の再調査で存在が明らかにされた加計問題の文書14件のほかに新たに疑惑の文書を入手したと報じた。幕引きを図る首相周辺の意に反したこうしたNHK報道は籾井前会長の下では放送されなかっただろう。公共放送としての矜持を取り戻した、ということか。

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