フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

派閥力学で野田新首相誕生

2011-08-30 21:33:25 | 時事トピックス

   注目の民主党代表選は昨日8月29日投票が行われ、第1回投票で2位だった野田佳彦現財務大臣が2回目の決選投票で海江田氏を逆転で破り、民主党の代表になるとともに、今日30日の国会で首相に指名された。
   野田新首相は菅直人前首相の後任レースで真っ先に出馬を表明し、比較的反対勢力の少ない存在であることから一時は本命に挙げられた。しかし、その後候補者が乱立気味になり、「ドングリの背比べ」と評される中で前原誠司元代表が後出しジャンケンで立候補表明をするに及んでは影が薄くなってしまった。
   そして選挙の行く方は党内最大派閥の小沢派の票を誰が握るかにかかって来たが、海江田氏が節操もなくすり寄ってドン小沢の支持を取り付けたことで大勢は決したかに思われた。インターネットでは昨日の中国の報道として「海江田新首相が誕生」と伝えていた。
   しかし、小沢派の支持をとりつけただけでは、1回で過半数を取ることはできず、決選投票では見事に反小沢勢力が結集して、野田氏の逆転勝利となったのである。
   一昔前の”キングメーカー”を気取った小沢氏も、顔なしの結果となった。それにしても小沢派、反小沢、非小沢等、小沢一郎を回転軸とした派閥力学で動いた選挙戦であったことは否定のしようがない。
   新首相の野田氏は代表選出馬表明の当初から自民党に大連立内閣構想を呼びかけたり、党・内閣の人事の挙党体制を打ち出すなど、カリスマ的な指導者ではなく、自らを泥臭い「どじょう」と評するなど地味だが堅実な姿勢を見せている。注目をして行きたい。


[今日の花]

スイレン(睡蓮)
   ハス(蓮)に似ているが、スイレンはスイレン科スイレン属の水草の総称、ハスはスイレン科ハス属で分類上異なる。
   フランス印象派の画家モネの名画「睡蓮」で知られるように、漢字名は「水連」ではなく「睡連」。花が昼に咲いて夜は閉じる(睡る)からそう呼ばれるのだそうだ。

     スイレンの咲いている植物園の池           目にも鮮やかなスイレンの花
   

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木の実いろいろ(その2)

2011-08-28 11:10:27 | 季節の便り

  先日は「今日の木の実」と題して、井の頭公園の散歩で目に止まったいろいろな木の実を紹介したが、今回は昨日神代植物園で写真に収めた木の実いろいろを載せることにした。

        タイサンボク(泰山木)             マテバシイ
       


        ツバキ(椿)             ハクウンボク(白雲木)
       

          ユズ(柚子)?               ナツメ(棗) 
      



              サルスベリ(百日紅)
        まだまだ花盛りであるが、よく見ると     もう実をつけている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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民主代表選そして紳助

2011-08-24 13:14:44 | 時事トピックス

   雨は降ったものの4日間ほどは気温が下がり、凌ぎやすい天気が続いたがまた暑さがぶり返した。但しいっ時ほどの猛暑には戻らず、やはり秋は近付きつつあることを感じさせる。8月も残り1週間となった。

   さて、政界では菅首相の居座り戦術も奏功せず、与野党挙げて首相交代の人事に突き進んでいたが、いよいよ29日に民主党代表選が行われる。
   候補には野田財務大臣を先頭に数人が立候補を表明していたが、元代表でもある前原誠司氏が昨日出馬を表明したことにより、局面が大きく変わろうとしている。これまで自民党との連立内閣構想に対する思惑や民主党内での小沢派取り込みなど、候補者の考えやスタンスをめぐっていろいろ取りざたされていたが、大詰めを迎えたと言ってよい。
   民主党代表といえば次の日本の総理、一国の顔である。政権党とはいえ民主党の中でそれにふさわしい政治家が何人いるであろうか。私は個人的にはダーテイーな小沢一郎は嫌いだが、一国を率いることができるのはこの人と、保守陣営にも支持のある岡田克也そして少し先物買いであるが清新なイメージの前原誠司くらいかな、と思っている。
いずれにしても代表を選出したら、党を挙げてこの国難に向けて大同団結してもらいたいし、自民党も大人になって是は是、非は非として日本の国会を盛り上げて欲しいものである。

   話題は大きく変わって、お笑い芸人でありテレビの司会などで大活躍のタレント島田紳助が芸能界からの引退表明をした、と昨日から大きく報じられている。理由は過去に暴力団関係者との付き合いがあったことが判明したからというのだ。また芸能界のタブーの問題が持ち上がった。芸能界のみならずスポーツ界でもこれはタブーである。
   本人がそれを認めて自ら引退を決意したということだが、近年の紳助の目覚ましい活躍を見ていると少し気の毒のような気もする。紳助が司会をする番組は軒並み高視聴率をあげているが、それのみならず番組の出演者を大きく羽ばたかせて来た。ある番組の出演者からは大阪府知事と国会議員を出した。またクイズ番組では無名に近いタレントを上手に人気者に育てたりして来た。番組の出演者全体を島田一家に仕立てあげるようなカリスマ性を発揮していたが、並の才能や努力ではないだろうと思うのである。
   まだまだその人気は続くであろうと思えるだけに惜しまれる。

   もう一つ芸能人の話題である。今朝の新聞のオピニオン面の『オリンピックに出たい』という欄に、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代とお笑い芸人猫ひろしが出ていた。もう一人バレーボールから女子ラグビーに挑戦する藤崎朱里さんとの3人の五輪に向けての奮戦記なのだが、しずちゃんについて私は正直言ってデビューしてしばらくは「とろいお姉ちゃん」としか見ていなかった。それが地で面白みがあるのだと思っていたのだが、ボクシングでオリンピックを目指しているのは単なる思い付きではない、真剣な思いであることを知り、本当に見直したのだ。ボウヨウとした見かけだけから判断してしていた私は恥を感じた。
   もう一人の猫ひろしについてもテレビでよく見ることもなく、走るのが得意というくらいで余りよく知らない芸人であった。それが、交流を続けているカンボジア代表としてマラソンでオリンピック出場を目指しているというのだ。勿論カンジア国籍を取ってというからこれも中途半端な気持ちではない。3年前の初めての東京マラソンが3時間48分、今年は2時間37分。カンボジアの最速選手に追いつく可能性が出てきたと言う。
   いずれにしても2人には大変な努力と精神力が必要である。自分の足と手で地球を横断した間寛平にも感動したが、「お笑い」という言葉に惑わされがちな芸人の根性に讃辞を送りたい。

[今日の花]

ヒマワリ(向日葵
   日回りともニチリンソウ(日輪草)とも呼ばれる。名前のように「日(太陽)に向いて回るように咲く」と言われるが、太陽に向かって追うのは生長が盛んな時期だけで、花が咲くころには生長が止まるため動かなくなる。よく観察していないので知らなかったが、満開の花はほとんど東を向いたまま動かないのだそうだ。

    

 

 

 

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今日の”木の実”

2011-08-22 16:54:09 | 季節の便り

   毎回このブログの末尾で、我が散歩道に咲いている折々の花を紹介して来たが、今回は今日井の頭公園を歩いて目に止まった「木の実」をまとめて紹介することにする。

         ミズキ(水木)                 サワラ(椹)
   


          ホウノキ(朴の木)           ヤマボウシ(山法師)
     

            
          マユミ(真弓)                             クチナシ(梔子)         
          


        トチノキ(栃の木)           ネズミモチ(鼠黐)
     

 

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高校野球終わる

2011-08-20 22:43:44 | 日記

   それにしても皮肉な天気である。一昨日のこのブログで「猛暑続き・・・」と題し、「全国的に猛暑続きである。東京の周辺地区では連日37度とか38度を記録している。」などと綴った。
   ところがその翌日の昨日、各地は大雨に見舞われ、一転して気温が下がった。今日もまた然りである。しかし、この思わぬ展開はありがたいことである。正直、体も楽になった。

   さてそれはともかく、真夏のスポーツイベント全国高校野球選手権、いわゆる「夏の甲子園」が今日閉幕した。
   全国の代表の出場校49校の頂点を争って、東京代表の日大三高と青森代表の光星学院との間で決勝戦が行われ、日大三高が10年ぶり2度目の優勝を飾った。
   光星学院は青森県代表としては42年ぶりの決勝進出であり、また今回の大震災の被災地でもある八戸の高校である。地元ならずとも多くのファンが声援を送ったことであろう。
   
   その42年前の決勝戦のことはよく覚えている。片や無名の青森代表の三沢高校、片や強豪校で鳴らした愛媛代表の松山商業・・・という対戦は今回の決勝戦の組み合わせによく似たところがある。
   私はまだ独身時代、この試合は寮の娯楽室で数人の仲間とテレビの前で、文字通り”固唾を飲んで”観戦した。両校相譲らず、延長18回0対0のまま引き分けて、翌日決勝再試合になったことは今でも語り草になっている。結果は0対0であったが、延長に入ってから毎回のように決勝点もしくはサヨナラのチャンスがあった。まさにハラハラ、手に汗握る展開で、私にとって最も印象に残る試合となっている。
   この時の三沢のエース太田幸司投手は元祖高校生アイドル選手として大フィーバーを起こしたことは、余りに有名である。

   同じ決勝戦引き分け再試合となった5年前の駒大苫小牧と早稲田実業との対戦もまだ記憶に 新しい。この試合が印象に残っているのは、試合展開によるものではない。
   実はこの少し前に携帯を当時まだ新しかったワンセグに買い替えていた。決勝のその日に高校のクラブ有志の集まりがあったのだが、携帯のデジタル放送にかじりついて見ながら会場に行った。そして翌日の再試合は月曜日、今だから話せるのだが会社の机の上に目立たないように携帯を置いてずっとテレビ観戦をしていた。
   ワンセグ携帯を買ってこれほど便利さを感じたことがない。つまり、そういうことが理由で印象に残る決勝戦になっているわけである。
   試合展開で記憶に残っているのは、再試合の最終回、早実の斉藤祐樹が苫小牧の田中将弘を最後空振りの三振に打ち取って優勝を決めた場面であるが、この二人は共に今プロ野球人気を盛り上げているのは喜ばしいことである。

[今日の花]

オミナエシ(女郎花)
   ご存知「秋の七草」の一つ。 茎の上部で分岐してたくさんの黄色い花が頭状に咲く。
   よく観察すると花弁は5枚である。名前の「オミナ」は「女」のこと、「エシ」は「圧し」のことだと言うが、なぜ「女郎花」となったのかよく分からない。

     

 

 

 

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