今年の梅雨は異例続きとなっている。
先ずは関東・東京地方が全国に先駆けて一番早く梅雨入りした。その後梅雨入りした各地を含めて梅雨明けは記録的に早く、結果として過去最短の梅雨期となったそうだ。梅雨明け時の暑さは一入(ひとしお)厳しく感じるが、やはり「暑い暑い!」。
そこへ持って来て電力不足で、お上から節電要請のお達しが出ている。水力発電が不足で、休転中の火力発電の稼働が急がれているが、ロシア制裁のため石油が不足、原油価格もうなぎ上りになっている由。風力などの再生エネルギーではとてもカバーができないので、原発推進派が頭を持ち上げかけているところである。
我が家もご多分に漏れず暑い。しかし、妻はエアコンの冷房が大嫌い。併せて窓の締め切りが嫌い。とにかく(特に夏場は)家中の窓を開け放つ。そして冷房は扇風機主体で、それに付き合っている私が我慢できない時にやっとエアコンのリモコンスイッチを入れる。今年は特にお上のお達しで「エアコン冷房は控えめに・・・」だ。
この上は一日も早い秋の訪れを待つばかりだ。
波乱含みの東芝の株主総会が28日に終わった。
「物言う株主」という海外投資ファンドの先兵2人を含む取締役の選任も承認されたが、総会後の取締役会で辞任を申し出た社外取締役の辞任を承認するという異例の船出となった。
辞任した女性取締役は元名古屋高裁長官というバリバリの司法家で、ファンドから送り込まれる取締役の選任に反対の立場であった。それが通らず、目前の投資家利益優先の企業運営を懸念したからに他ならない。
東芝と言えば家電から原発に至るまで、つまり家庭生活から国家のインフラに至るまでを担って来たマンモス企業。かつては日本財界の天皇と呼ばれる経団連会長を輩出した経済界の巨象”マンモス”が、時代の波で弱り果てて来た時に藪から出てきたのがハイエナやオオカミ・・・?。一企業の現在図、だけではなく我が国産業・経済の近未来図なのかもしれない。