フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

暑い暑い! 早い梅雨明け&電力不足/”巨象”東芝に群がるはハイエナやオオカミか

2022-06-29 15:31:54 | 日記

今年の梅雨は異例続きとなっている。
先ずは関東・東京地方が全国に先駆けて一番早く梅雨入りした。その後梅雨入りした各地を含めて梅雨明けは記録的に早く、結果として過去最短の梅雨期となったそうだ。梅雨明け時の暑さは一入(ひとしお)厳しく感じるが、やはり「暑い暑い!」。
そこへ持って来て電力不足で、お上から節電要請のお達しが出ている。水力発電が不足で、休転中の火力発電の稼働が急がれているが、ロシア制裁のため石油が不足、原油価格もうなぎ上りになっている由。風力などの再生エネルギーではとてもカバーができないので、原発推進派が頭を持ち上げかけているところである。
我が家もご多分に漏れず暑い。しかし、妻はエアコンの冷房が大嫌い。併せて窓の締め切りが嫌い。とにかく(特に夏場は)家中の窓を開け放つ。そして冷房は扇風機主体で、それに付き合っている私が我慢できない時にやっとエアコンのリモコンスイッチを入れる。今年は特にお上のお達しで「エアコン冷房は控えめに・・・」だ。
この上は一日も早い秋の訪れを待つばかりだ。


波乱含みの東芝の株主総会が28日に終わった。
「物言う株主」という海外投資ファンドの先兵2人を含む取締役の選任も承認されたが、総会後の取締役会で辞任を申し出た社外取締役の辞任を承認するという異例の船出となった。
辞任した女性取締役は元名古屋高裁長官というバリバリの司法家で、ファンドから送り込まれる取締役の選任に反対の立場であった。それが通らず、目前の投資家利益優先の企業運営を懸念したからに他ならない。

東芝と言えば家電から原発に至るまで、つまり家庭生活から国家のインフラに至るまでを担って来たマンモス企業。かつては日本財界の天皇と呼ばれる経団連会長を輩出した経済界の巨象”マンモス”が、時代の波で弱り果てて来た時に藪から出てきたのがハイエナやオオカミ・・・?。一企業の現在図、だけではなく我が国産業・経済の近未来図なのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビル・ゲイツの慧眼に敬服/BTS、それ何?/豚と猿

2022-06-27 11:52:21 | 日記

今日(27日)はいずれも購読紙(朝日新聞)を読んでの話題である。

まずビル・ゲイツ氏。マイクロソフト社の創業者で世界のハイテク技術とその関連事業を牽引し、莫大な資産を築いたアメリカの実業家であるが、多くの慈善活動に携わっていることでも知られている。
そのゲイツ氏に朝日新聞がオンラインでインタビューしたという記事が載った。全文を紹介したいくらいの内容だが、そうもいかない。以下の一部紹介だけでは記事やゲイツ氏の意図を伝えきれないが、私は氏の慧眼に敬服した。
ゲイツ氏はこれまで感染症の予防や治療薬の開発に多額の資金を投じて来たが、「貧しい国の感染症抑止により、裕福な国も恩恵を受けられる」として、途上国のコロナ・ワクチン調達などの支援に2700億円もの金を投じたり、「今回のコロナ禍による損失は1890兆円に上る」として、WHOによる感染封じ込め機関の創設を提案しているという。
ゲイツ氏は20年以上感染症対策に取り組み、7年前にはパンデミックの発生を予言していて「今回のコロナ禍は来るべくして来た。もっと以前から準備すべきだった」と言う。「感染症は主に途上国の問題とされて来たが、今回は高齢化が進む先進国に大打撃を与えた」とし、「このまま何もしなければパンデミック再来のリスクは20年以内におよそ50%に上る」との考えを示した。
記事はまだあるが、事が起こってから”専門家”というのを集めて、それから”データ”を探したり集めたりして「どうしようか」という”対策”を立てる・・・現在のこういう後追い施策にゲイツ氏は強い警鐘を鳴らしているのだと思う。


このところスマホやパソコンの検索欄にしょっちゅう「BTS」という見出しが出て来る。聞きなれない言葉だがそのままにしていたら、それは韓国の男性アイドルグループの名前で、メンバーが韓国の兵役制度によって兵役につくためグループ活動が難しくなるということを今朝の記事で知った。そのため、それぞれがソロ活動に力を入れて行くというのが芸能ニュースになっているようなのだが、「BTS」を知らないなんて私は相当な化石人間なんだ、と自覚した次第である。


これは記事ではないが、購読紙の一面に載る子供向けクイズ。問題は「おだてられれば、調子にのって木にも登ってしまうと例えられる動物は?」
答えはすぐ「豚はおだてりゃ木に登る」という比喩を示していることが分かるが、続いて「猿も木から落ちる」という格言が浮かんだ。こう並べると豚は「薄のろで、運動神経の鈍い動物」、猿は「賢くて、機敏な動物」という扱いになる。本人(?)たちには何の罪もないのに、人間からは差別の目で見られているのだ。
子供向けのクイズに目くじらを立てることもないが、ビル・ゲイツの慧眼の記事とのギャップがちょっと大きくて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胸躍らせた二日間=テレビで放映の西部劇と大谷選手投打の活躍/翻ってプロ野球では・・・

2022-06-24 22:33:44 | 日記

いずれも数年前にテレビ放映で観た映画だが、一昨日と昨日の2日続けての西部劇は大いに気に入った。しばらくの間、余韻を楽しめる。
その内の昨日は「駅馬車」、一昨日は「レッド  サン」であった。
「駅馬車」は1939年の作品で、監督ジョン・フォード、主演はジョン・ウェイン。この作品で王道の”西部劇が拓かれたと言えるのではないだろうか。勿論まだ白黒作品である。
一方の「レッド  サン」は異色の西部劇。1971年作で、監督は「007」シリーズのテレンス・ヤング。出演者が何と言っても面白い。チャールス・ブロンソン、三船敏郎そしてアラン・ドロンだ。どういう繋がりがあるんだろうかという組み合わせである。敢えて役に上下を付けると、上に並んだ順となっている。
荒涼たる砂漠や岩肌、野蛮で好戦的な原住民、そしてドンパチで一瞬にして命が吹っ飛ぶ・・・という筋立ては西部劇共通となっている。
日本の映画でアメリカの西部劇に対するのは時代劇と言えようか。市川歌右衛門や片岡千恵蔵が扮する一人のヒーローが勧善懲悪で切って切ってまくるチャンバラ映画が全盛を極めた時代があり、その後近年では三船敏郎、石原裕次郎、勝慎太郎、中村錦之助が一堂に会した「待ち伏せ」のようなものもあって、前者が「駅馬車」、後者が「レッド サン」の趣と言えないこともない。

この西部劇2本が放映された2日間に大リーグ大谷翔平投手が見せた衝撃の活躍がまたたまらない。22日(現地時間は21日)には打者として2本のスリーラン・ホームランを含む8打点、一夜明けた23日(同22日)は投手として8イニングを投げ、13奪三振の無失点。いくら二刀流と言っても、ごれは劇画の世界である。1年を通して同様の活躍はできないだろうけれど、全米に驚嘆と衝撃を与えたと伝えられている。

一方、とっくに興味をなくしている日本のプロ野球だが、相変わらず毎日テレビの中継放送があり、新聞のスポーツ欄でも多くのスペースを占めている。
シーズン序盤はセの首位を走っていたジャイアンツが今やヤクルトに大きく水を空けられているようだ。シーズン前から派手なパフォーマンスで大きな話題を呼んでいた新庄監督の日本ハムは駄目トラ阪神と共に両リーグのどん尻を走っていたが、阪神が勝率を上げて来たのに対して日ハムの方は未だ最下位低迷のままである。
私は魅力のないプロ野球に新庄監督が活気を吹き込んでくれそうで期待をしているのだが、一人のパフォーマンスだけではそう簡単には行かないのだろうか。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の中休み? 炎天下を歩きいささか疲れ/参院選始まる

2022-06-22 18:17:21 | 日記
全国で一番早く梅雨入りした関東・東京地方だが、この二、三日は偶々(たまたま)の中休みなのか好天となり、そんな日照りの外歩きもいささか疲れるものだ。
19日は作家太宰治を偲ぶ桜桃忌。毎年多くの太宰ファンが我が町三鷹にある禅林寺の墓前に集う。今年はこの桜桃忌を機会に長年の知人とその友人を太宰ゆかりの場所に案内した。
巡ったのは、太宰の終の棲家となった自宅を再現した「太宰治展示室」~太宰が生きたを町の臭いを残す「太宰治文学サロン」~太宰の墓があり桜桃忌に多くの太宰ファンが集う「禅林寺」~中央線等の線路を跨ぐ陸橋で太宰がお気に入りの場所だった「跨線橋」~太宰が入水した思われる場所に置かれた故郷青森の「玉鹿石」などである。歩数計では1万歩を越えていた。

翌20日は市内の自主的な集まりの有志を石神井公園に案内しての散策。コロナ蔓延前には月に一度テーマを決めて集まっていたが、現在はLINEでのグループトークを中心としていて、メンバーからの提案で私が企画・案内したものだ。こちらの方は豊かな緑の林間を歩くこともできたが、前日歩いた疲れも残っていて帰り道は足取りが重かった。
 
写真は ①桜桃忌で太宰の墓前に集まった人たち  ②太宰の墓がある禅林寺の山門と樹齢数百年の松。因みに太宰の斜め向かいに森鴎外の墓もある ③石神井公園のカワセミ、ごく近い距離でしばらく佇んでいた
 
 
 
 
今日(22日)参議院選挙が公示され、7月11日の投票日に向けての火ぶたが切られた。
私は投票日の投票立会人に選任されているので支持者等を旗幟鮮明にできないが、正直に言っても支持する政党はない。どれが与党か野党かはっきりしないのもあり、公約や候補者にもまだ賛同できるものが見当たらない。投票日までしっかり考えてみたい。

    


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NTTの「勤務場所は自宅、出社は出張扱い」に驚く/校門に立ち、透けて見える児童の家庭

2022-06-19 18:22:44 | 日記

毎週日曜の朝視ているTBSの報道番組「サンデーモーニング」、今日(19日)トップの話題は私が前号ブログで取り上げた『吉川衆院議員及び細田衆院議長』であった。私の投稿(15日)後なんにも進展していない。


今朝の新聞で「NTTは社員の勤務場所を原則として自宅とし、出社が必要な場合は出張とする。住居に制限はなく国内どこでも自由とする」と載っていた。新型コロナ感染拡大によりリモートワークとかテレワークとか在宅勤務などという勤務形態が広がり、一部で定着しているが、日本を代表するマンモス企業で自宅勤務を原則とすることには驚いた。
直ちに一斉に、ということではなく順次広げて行くにしても勤務制度の一大エポックである。さすがにIT先進企業。我々の時代と比較しては古すぎるにしても、毎朝電車に乗って会社に通い、オフィスで「おはよう!」と声掛けしてデスクに着く。帰りは「ではお先に」と手を振ってオフィスを出て、誘い合わせた数人で赤ちょうちんに立ち寄り、ほろ酔い加減で電車に乗って帰宅・・・というレトロな光景は一掃されるのであろうか。
朝晩のラッシュアワーでの通勤や、時間内のミーティング、昼休みでの食事外出などの無駄な時間はなくなり、休憩時間なども自分の都合次第となる。
住む場所も自由で、単身赴任はなくなり、緑豊かな地方や海辺など好きな所に住むことが出来る夢の勤務形態になるのだが、一方社員間の意思疎通とか連帯感なんていうのはもう無用ということになり、職場旅行などなくなるのだろうか。
私は今、首都圏在住の元社員で作るOB会の世話役を務めているが、退職後も懐かしく集まるといった交友の会というのもこれからの時代は消えて行くのかと思ったりする。


土曜の昨日、私が学校安全推進員を勤める小学校は登校日となり、児童の帰宅は保護者が引き取りに来るという防災訓練を行った。私もそのために勤務に就き、校門で保護者の迎え入れと児童引き取り後の見送りを行った。
その時の思いを少々。引き取り時間は各家庭に周知されているはずだが、30分近く前から門を入って待っている保護者もいれば、親子がどんどん下校している中を入って来る保護者もいた。服装などもきちんとした人が多い中、どこに行く格好?と思われる保護者も。
ゾロゾロと下校が始まり、児童には「さようなら」、保護者には「ご苦労様でした」と声掛けをするが、それぞれにこちらの顔を見て答礼する親子、子供にちゃんと挨拶するように諭す保護者、こちらには一瞥(いちべつ)もせず親子で喋りながら通り過ぎるペアー等々それぞれである。
そんな姿に家庭での躾が見て取れるようであった。「家政婦は見ていた」ならぬ「推進員は見ている」である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする